(9ページ) 第1部 「ターン 7年間の軌跡 二千十五から二千二十一年度」 ─ ターンの活動は、その多様さと広がりから一様には意味づけられないが、二千十五から二千十六年度の立ち上げ期、二千十七から二千十九年度の発展期、二千二十から二千二十一年度のコロナ禍期に大きく分けられるだろう。年度ごとの動向を主催者の視点から記載し、全体像をつかめるよう、出来事を文字情報にまとめた。さらなる詳細については、7年間の発行物に紐づくよう、写真や参照先を掲載した。ぜひ参考にしていただきたい。 ────────────────────────── (10~14ページ) カラーページと写真ページ ────────────────────────── (15ページ) 凡例 データの内容は、主に主催者資料をもとに構成している。 データの並びは、時系列を基本としている。 事業の並びは、「ターン交流プログラム」「ターン・ランド」「ターンフェス」「ターン・ミーティング」を基本とし、それ以外を続けて掲載している。 本文中の人名や固有名詞の並びは、五十音順を基本とし、場合によっては登壇順(トークイベントなど)、もしくは当時発表した順序で表記している。 人名の括弧内の肩書きは、当時のものを記載している。 施設、団体に関しては、本文中では施設名のみ、もしくは法人格や法人名を略して記載。「『ターン交流プログラム』『ターン・ランド』参加法人名称」は、64ページに記載している。 各年度の「TURN事業 主催者の変遷」は、5ページに記載している。 発行物は、66から74ページに掲載し、主催者発行以外のものは、発行元を特記している。 ────────────────────────── (15から17ページ) 二千十五年度 [二千十五年4月から二千十六年3月] (リードぶん) 長期的なプロジェクトとして立ち上がったターン。「交流」の紹介の場として「フェス」が位置付けられる。      ターン事業の立ち上げとなる二千十五年度は、それまでに議論してきた構想を実践に向けて動かしはじめた年でした。 「東京二千二十オリンピック・パラリンピック競技大会」の文化事業に向け、「障害者アートプログラム」から発展したプロジェクトとして「ターン」のコンセプトが提言され、「障害」「健常」の区分けなく人々がかかわり合い、「人が持つせいらいの力」を発揮し合う活動として、「ターン・センター」と「ターン・フェスティバル」の2つのアートプログラムからなるターンの事業が構想されました。  日々の営みのなかで生み出される表現と向き合う、通年の活動の場としての「ターン・センター」と、そこで見出されたものを幅広く披露する場としての「ターン・フェスティバル」。構想時から一過性のイベントにはとどまらない展開を視野に入れ、ふたつの枠組みの設計と実施を目指して二千十五年に始動しました。  初年度の上半期は、事業の体制づくりと、具体的なプログラムの設計期間にあてました。ヒビノカツヒコをターン監修者に迎え、また日本財団とアール・ブリュット作品を展示する全国の美術館4館の合同企画展「ターン「陸から海へ」「ひとがはじめからもっているちから」」「開催二千十四年11月8日から二千十五年9月23日」に参加していた、みずのき美術館キュレーターの奥山りこがターン・コーディネーターとして参画しました。  まず、福祉とアートを掛け合わせた先駆的な取り組みの視察からはじめました。全国各地のアート的表現活動を実施している福祉施設に足を運び、それぞれの施設の特色や事例に着目し、福祉とアートが交わる現場の課題や可能性を検討しました。また、このリサーチを通して出会った人々や組織とネットワークを広げていきました。  下半期は、ターン共催団体となる特定非営利活動法人アーツ・エンブレイスとの実施体制の整備とともに、「ターン・フェスティバル」での発表を念頭に、アーティストと福祉施設による「ターン交流プログラム」を実施しました。そして、現場での経験や気付きを紹介する場として東京都美術館にて「ターンフェス」を3日間開催しました。  「ターン・フェス」では、「ターン交流プログラム」を通して生まれた表現を展示し、また、ターンのコンセプトを多角的に議論、発信するカンファレンスを実施しました。そのほか、展示室では、プロジェクトメンバーや関係者が車座になり語り合う対話の場を持ちました。また、ターン・フェスを支えるサポーターの一般公募も行いました。異なる世代や領域からのサポーターと共に、アーティストや福祉施設の利用者やスタッフ含め、様々な人たちが集う3日間の「ターン・フェス」が誕生しました。 ────────────────────────── ターン交流プログラム ─ イガラシヤスアキ かける クラフト工房ラマノ イケダマサノリ、カワセカズエ かける リサイクルセンビンセンター イナバリョウ かける クラフト工房ラマノ イマイサツキ かける シューレ大学 カクドウマナミ かける 大田区立障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ ジェームズ・ジャック かける  ハーモニー トミヅカエミ かける 板橋区立小茂根福祉園 ナカザキトオル かける クリエイティブサポートレッツ ヤナギユウト かける コミュニティセンター アクタ ヤマシロダイスケ かける アプローズ南青山 [以下、複数の福祉施設・コミュニティを対象にリサーチ、交流] イート・アンド・アート・タロウ キタザワジュン ────────────────────────── ターン・フェス 「『出会い』が変わる、『出会い』を楽しむ3日間」 日程: 二千十六年3月4から6日 場所: 東京都美術館 1階  第2と3公募展示室、講堂 主催: 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、 特定非営利活動法人アーツ・エンブレイス 協力: 東京都美術館かける東京芸術大学「とびらプロジェクト」 展示 アジア・ダイヒョウ かける 工房まる 「マッチフラッグワークショップ」 イート・アンド・タロウ「夕飯コンシェルジュ」 イガラシヤスアキ かける クラフト工房ラマノ「ニュー・ホリゾン」 イケダマサノリ、カワセカズエ かける リサイクルセンビンセンター イケダマサノリ「ポートレート」、カワセカズエ「ドキュメント」 イナバリョウ かける クラフト工房ラマノ「イナハウス 二千十六 春」 イマイサツキ かける シューレ大学「はじまりのしま」 オオサキハルチ「エアートンネル」 カクドウマナミ かける 大田区立障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ 「たまりばで」 キタザワジュン「ターンする日常」 ジェームズ・ジャック かける ハーモニー「ザ・シー・ビトゥイーン・アス」 トミヅカエミ「協力:板橋区立小茂根福祉園」 参加型制作  展示形式パフォーマンス 「ミッチーを待ちながら」 ナカザキトオル かける クリエイティブサポートレッツ 「たけし文化センター東京都美術館」 奈良県立大学地域創造学部都市文化コモンズ かける たんぽぽの家 「わたしのアトリエ」 ヤナギユウト かける コミュニティセンターakta 「ヒア・カムズ・ア・デリバリー」 ヤマシロダイスケ かける アプローズ南青山 ヤマシロダイスケ × アプローズ南青山 「アプローズ南青山、就労継続支援B型事業所、フラワーショップ「ビスターレ・ビスターレ」」 カンファレンス 「芸術による人づくりと学びの場」 3月5日 13:00から14:30 出演: マツシタイサオ(東京芸術大学副学長)、 ホンゴウヒロシ(東京芸術大学大学院美術研究科美術教育教授)、 ヒビノカツヒコ(ターン監修者) ファシリテーター: イトウタツヤ(とびらプロジェクトマネージャー) 多様な人と共に生きる社会において、芸術や表現者はいかなる役割を担うのか。2020年を見据えた「芸術と教育」をテーマに語り合いました。 「人といる場をつくる実践」 3月5日 15:00から16:30 出演: オカベタロウ(一般財団法人たんぽぽの家事務局長)、 コヤマダトオル(美術家、京都市立芸術大学美術学部教授)、 オクヤマリコ(ターン・コーディネーター) ファシリテーター: イナニワサワコ(東京都美術館学芸員、アート・コミュニケーション担当係長) 一人ひとりと向き合う福祉の現場、新しい関係を作ろうとするアートの現場。多様な人が共にいる「場づくり」について話し合いました。 「“その人らしさ”について考える」 3月6日 13:00から14:30 出演: エビハラシュウコ(非営利団体新宿アートプロジェクト代表)、 トガシタキ(東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野学術支援専門職員)、 オクヤマリコ(ターン・コーディネーター) 「人の多様なあり方」のマネジメントにかかわる実践者が集い、それぞれのプロジェクトや経験から考え、「その人らしさ」の可能性を探りました。 「科学と未来と、人間であること」 3月6日 15:00から16:30 出演: ドミニク・チェン(情報学研究者、IT起業家、『シンギュラリティ:人工知能から超知能へ』監訳者)、 クボタミドリ(認定特定非営利活動法人クリエイティブサポートレッツ理事長)、 ヒビノカツヒコ(ターン監修者) ファシリテーター: モリツカサ(ターンプロジェクトディレクター) 二千四十五年、人類は技術的特異点「シンギュラリティ)を迎え、社会の価値観が大きく覆されると予想されるなか、科学と未来の視点から、改めて人間、知性、そして障害とは何かを考えました。 サポーター事業 ターン・フェス 募集説明会 日程: 二千十六年1月30日 場所: サンサンサンイチ アーツチヨダ アーツカウンシル東京 ルームサンマルニ ターン・フェス オリエンテーション 日程: 二千十六年2月20日 場所: 東京都美術館2階 アートスタディルーム ────────────────────────── (18から22ページ) 二千十六年度 [二千十六年4月から二千十七年3月] 「リードぶん」 「ターン・センター構想会議」から生まれた「ターン・ランド」。 国内のみならず海外でもターンを広く伝える一年に。 「本文」 2年目となる二千十六年度は、海外での展開も含めて、事業を国内外へ大きく発信する年となりました。 「リオデジャネイロ二千十六オリンピック・パラリンピック競技大会」を機に、東京都の文化事業「カルチャー・アンド・トウキョウ・イン・リオ」の一環として、ブラジルのサンパウロとリオデジャネイロで「ターン・イン・ブラジル」を展開しました。 二千十六年3月、はじめての「ターン・フェス」を終えた後、ターン監修者のヒビノカツヒコとターン・プロジェクトディレクターのモリツカサはブラジルに渡り、現地の福祉施設やコミュニティセンターの視察を行いました。その後、4名のアーティストを選出。アーティストたちは日本とブラジルの伝統的手法を習得し、そのワザと知見を携えて、サンパウロの福祉施設に通い、「ターン交流プログラム」を実施しました。その過程から生まれた作品を、リオデジャネイロの歴史的建造物であるパソ・インペリアルで展示し、ワークショップやカンファレンスを催し、延べ4万人を超える多くの来場者にターンを伝えました。  リオデジャネイロの会場では、ターンの活動概念の説明として、「ソーシャル・インクルーシブ・アートプロジェクト「社会包摂的なアートプロジェクト」」を掲げました。主に障害者支援施設との交流からはじまったターンではありますが、「高齢者・障害者・子供といった、様々な立場の人たちが共生する社会の実現に向けた、新たな文化的試み」という、初年度から計画されていたコンセプトとつうていするメッセージを発信することができました。  ブラジルに入る前には、1週間にわたり、ヒビノカツヒコが多彩なゲストとセッションするトークシリーズ「私があなたにターンする7日間」を東京で開催しました。  帰国後は、ブラジルでの活動紹介を、障害者とアート、デザインの未来をめぐる展覧会「ここから ―アート・デザイン・障害を考える3日間―」「文化庁主催)と連携して、国立新美術館で行いました。ブラジルで展開した「ターン交流プログラム」や展覧会の成果を展示するとともに、帰国報告会として「地球の裏側でターンする」と題したトークシリーズを開催。アートや福祉の実践者をゲストに迎え、アートプロジェクトを通してどのような社会を目指すのかについて語り合いました。  国内では、「ターン交流プログラム」の継続と、「ターン・フェス2」の実施、そして今後の展開に向けて、地域に開かれた文化施設としての「ターン・センター「現「ターン・ランド」」」開設への具体的な検討を重ねました。  「ターン・センター」の構築に向けて、民間スペースの視察を行い、事業に必要な環境、使用用途、バリアフリーとしての視点やセキュリティ面などを検証。その一方で、「ターン・センター構想会議」と称した議論の場を設けました。この会議は、「ターン交流プログラム」に参加する福祉施設・団体のスタッフが月に一度の頻度で集い、「ターン・センター」のコンセプトや運営方法についての意見交換を重ねました。議論は深まるものの着地点を見出せないなか、ヒビノカツヒコが、ターンの活動を担う「つなぎ手たち」の人材育成の仕組みを考え、そのつなぎ手が「『海を渡り、上陸』する島=ランド」を、センターに見立ててイメージしました。このヒビノの発想と「ランド」という言葉は、構想会議のメンバーたちの想いとマッチし、プロジェクトが動き出しました。 (本文終わり) ターン交流プログラム イガラシヤスアキ かける クラフト工房ラマノ イケダマサノリ、カワセカズエ かける リサイクル洗びんセンター イマイサツキ  かける  シューレ大学 オオニシケンタロウ かける 板橋区立小茂根福祉園 カクドウマナミ かける 大田区立障がい者総合サポートセンター  さぽーとぴあ サム・ストッカー かける ハーモニー ジェームズ・ジャック かける  ハーモニー タカモトアツキ かける アサヒカワソウ ナガオカダイスケ かける  気まぐれ八百屋だんだん ほか モリヤマカイジ かける クリエイティブサポートレッツ、みずのき、リサイクル洗びんセンター ヤマガタヨシカズ かける しょうぶ学園 ヤマシロダイスケ かける アプローズ南青山 [以下、複数の福祉施設・コミュニティを対象にリサーチ、交流] イート・アンド・アート・タロウ オオサキハルチ 現代芸術活動チーム「目」 トミヅカエミ ────────────────────────── TURNフェス2 「多様な人と出会い、つながる。 さまざまな交流のかたちが集結!」 日程: 二千十七年3月3から5日 場所: 東京都美術館 1階 第1と2公募展示室、講堂 主催: 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、 特定非営利活動法人アーツエンブレイス 協力: 東京都美術館×東京芸術大学「とびらプロジェクト」 展示 あわい~「トミヅカエミ、サトウシンヤ研究室」 イート・アンド・アート・タロウ イガラシヤスアキ かける クラフト工房ラマノ イケダマサノリ、カワセカズエ かける リサイクル洗びんセンター イマイサツキ かける シューレ大学 オオサキハルチ オオニシケンタロウ かける 板橋区立小茂根福祉園 カクドウマナミ かける 大田区立障がい者総合サポートセンター  さぽーとぴあ サム・ストッカー  かける ハーモニー サム・ストッカー  かける ハーモニー ジェームズ・ジャック  かける  ハーモニー タカモトアツキ かける アサヒカワソウ ナガオカダイスケ かける こども会議 モリヤマカイジ、トミタリョウヘイ ヤマシロダイスケ かける アプローズ南青山 カンファレンス 「 ターンの社会的役割を検証する」 日時: 二千十七年3月5日 14:00から17:00 基調講演: ヤマイデジュンヤ(特定非営利活動法人ベップ・プロジェクト代表理事、アーティスト)、 エノモトシゲアキ(ぜんち共済代表取締役社長)、 クロストーク: ヤマイデジュンヤ、エノモトシゲアキ、ヒビノカツヒコ(ターン監修者) ファシリテーター: モリツカサ(ターン・プロジェクトディレクター)、 オクヤマリコ(ターン・コーディネーター) ダイバーシティが謳われる昨今の社会背景を、まちづくり、社会制度から相対的に分析し、目指すべき社会の姿を構想しました。 ────────────────────────── ターン・センター構想会議 ─ 日程: 5月から二千十七年3月 場所: サンサンサンイチ アーツチヨダ アーツカウンシル東京 ルームサンマルニ ほか  施設参加者: アサクラカゲキ(シューレ大学スタッフ)、 アラキジュン(コミュニティセンター アクタ センター長)、 クドウカオル(板橋区立小茂根福祉園施設長)、 クボタミドリ(認定特定非営利活動法人クリエイティブサポートレッツ理事長)、 クロサワヒデアキ(社会福祉法人きょうされん リサイクル洗びんセンター総務部長)、 シンザワカツノリ(ハーモニー施設長)、 タカダノリコ(板橋区立小茂根福祉園支援員)、 タカノケンジ(クラフト工房ラマノ施設長)、 ミツエダマリコ(アプローズ代表理事)、 ヤマダタツヤ(大田区障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ職員) 月1回のペースで、福祉施設や団体のメンバーが集い、「ターン・センター「現『ターン・ランド』)」の開設に向けて、議論を重ねました。 ────────────────────────── 中間報告会 「ターン」の交流を見る、聞く、語る 日程: 二千十七年1月14日 10:00から18:00 場所: 東京芸術大学 美術学部中央棟 2階 第3講義室 登壇者: イート・アンド・アート・タロウ(アーティスト)、カクドウマナミ(アーティスト)、大田区立障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ、あわい~「トミヅカエミ、サトウシンヤ研究室」、ナガオカダイスケ(アーティスト)、こども会議、アプローズ南青山、板橋区立小茂根福祉園、旭川荘、イケダマサノリ(アーティスト)、カワセカズエ(アーティスト)、リサイクルせんびんセンター、オオサキハルチ(アーティスト)、イガラシヤスアキ(アーティスト)、クラフト工房ラマノ、イマイサツキ(アーティスト)、シューレ大学、ジェームズ・ジャック(アーティスト)、ハーモニー、サム・ストッカー(アーティスト)、ヒビノカツヒコ(ターン監修者) 「ターン交流プログラム」に参加しているアーティストと交流先のメンバーが一堂に会し、交流の経過や「ターン・フェス2」に向けたビジョンをプレゼンテーションしました。またヒビノカツヒコによる、これからの「ターン」についての講演とともに、意見交換を行いました。 ────────────────────────── サポーター事業 「ターン・フェス オリエンテーション 1回目」 日程: 二千十七年2月19日 場所: 東京都美術館 2階 アートスタディルーム 「ターン・フェス オリエンテーション 2回目」 日程: 二千十七年2月21日 場所: サンサンサンイチ アーツチヨダ アーツカウンシル東京 ルームサンマルニ ────────────────────────── 海外展開 「ターン・イン・ブラジル」 「トークシリーズ「私があなたにターンする7日間」」 日程: 6月17から23日 場所: サンサンサンイチ アーツチヨダ アーツカウンシル東京 ルームサンマルニ 日比野克彦が多彩なゲストと共に、障害、福祉、移民、震災、文化、創造、オリンピックなど、ターンならではキーワードを取り上げ、思考を深めました。 「「バリアフリーバラエティ」から考える障害とイメージ」 6月17日 19:00から21:00 ヒビノカズマサ(NHKプラネット近畿エグゼクティブプロデューサー) 「「情報科学」から考える人間の可能性」 6月18日 19:00から21:00 ドミニク・チェン(情報学研究者、IT起業家、『シンギュラリティ: 人工知能から超知能へ』監訳者) 「「学びの場」から考える固有性と多様性」 6月19日 19:00から21:00 オヌキダイスケ(東海大学教養学部国際学科教授) 「「メディア社会学」から考える当事者性」 6月20日 19:00から21:00 アンジェロ・イシ(武蔵大学社会学部メディア社会学科教授) 「「臨床哲学」から考える対話のあり方」 6月21日 19:00から21:00 ニシカワマサル(臨床哲学者) 「「ターン」から考える文化プログラム論」 6月22日 19:00から21:00 オオシタヨシユキ(三菱UFJリサーチ&コンサルティング芸術、文化政策センター主席研究員、センター長) 「「ブラジル」でTURN する」 6月23日 19:00から21:00 イガラシヤスアキ(アーティスト)、 タキグチサチエ(ワークショップファシリテーター) 「ターン・イン・サンパウロ」 「ターン交流プログラム実施」 日程:5から8月 以下、 参加アーティスト  かける  交流先  かける  伝統的な技術や作法 の順で記載しています。 イガラシヤスアキ(アーティスト) かける  ピッパ(自閉症児療育施設) かける  江戸組紐 ジュン・ナカオ(アーティスト) かける  イコイの園(高齢者福祉施設) かける セスタリーア(ブラジルの伝統的な籠編み) タキグチサチエ(ワークショップファシリテーター) かける モンチアズール(貧民コミュニティ支援) かける きりこ(東北切り紙) タチ・ポロ(アーティスト) かける  こどものその(知的障害者支援施設)  かける  江戸つまみ 「ターン・イン・リオ」 日程:8月18日から9月7日 (8月22、29日、9月5日は休み) 会場: パソ・インペリアル 「ターン・イン・サンパウロ」での「ターン交流プログラム」を通して生まれた作品をもとに、展覧会とワークショップを行いました。 「ターン・イン・リオ カンファレンス」 「私があなたにターンするとき/ 本来私たちが持っている人の力を」 日程:8月27日 14:00から17:00 ジュン・ナカオ(アーティスト)、 イガラシヤスアキ(アーティスト)、 タチ・ポロ(アーティスト)、 タキグチサチエ(ワークショップファシリテーター) ファシリテーター: ヒビノカツヒコ(ターン監修者) サンパウロでの「ターン交流プログラム」の活動報告とともに、参加アーティストそれぞれの気づきについて共有しました。 「五輪の役割がターンするとき/ 新たな文化の基礎づくりへ」 日程:8月28日 14:00から17:00 ヒラタ・アンジェラ・タミコ(ジャパンハウス・サンパウロ プレジデント)、 ヨシモトミツヒロ(ニッセイ基礎研究所研究理事)、 オオシタヨシユキ(三菱UFJリサーチ&コンサルティング芸術・文化政策センター主席研究員・センター長)、 モリツカサ(ターンプロジェクトディレクター) ファシリテーター: ヒビノカツヒコ(ターン監修者) 文化活動や文化政策の実践者・専門家が集い、ターンと日本の伝統との共通性、アートプロジェクトと社会的課題の関係、今後のターンの世界的展開の意義について語り合いました。 ────────────────────────── 「ターン・イン・ブラジル帰国報告」 展示 日程:10月21から23日 場所:国立新美術館 企画展示室2E 東京にて、ブラジルで展開した「ターン交流プログラム」や展覧会の成果を紹介するとともに、アート、福祉の実践者をゲストに迎え、プロジェクトメンバーが語り合う「帰国報告会」を開催しました。 「帰国報告会「地球の裏側でターンする」(トークシリーズ)」 「レポート:ターン・イン・ブラジル」 10月21日 20:30から21:30 ヒビノカツヒコ(ターン監修者)、 イガラシヤスアキ(アーティスト)、 タキグチサチエ(ワークショップファシリテーター)、 ハタマリア(アーツカウンシル東京) ファシリテーター:モリツカサ(ターン・プロジェクトディレクター) 約2カ月にわたり「ターン・イン・ブラジル」に参加したプロジェクトメンバーが経験した出会いと交流の日々を報告しました。 「オウティスタとアーティスタ 「自閉症児療育施設「ピッパ」で糸と向き合う」」 10月22日 14:00から15:30 タカノケンジ(クラフト工房ラマノ施設長)、 イガラシヤスアキ(アーティスト) ファシリテーター:オクヤマリコ(ターンコーディネーター) サンパウロにある福祉施設の自閉症の子供たちとの交流と、「クラフト工房ラマノ」での交流の違いや共通点などについて語り合いました。 「参加と共有 「伝統工芸に集まった新しい人々」」 10月22日 17:30から19:00 オオシタヨシユキ(三菱UFJリサーチ&コンサルティング芸術・文化政策センター主席研究員・センター長)、 西山マルセーロ(竹中大工道具館主任研究員)、 ジェームズ・ジャック(アーティスト) ファシリテーター:モリツカサ(ターン・プロジェクトディレクター) 伝統的なものづくりや人や状況との関係にまつわる作品を事例に、交流するアート、関係するアートにおける伝統的手法の介在の可能性について議論しました。 「余白と未完 「異なる他者との過ごし方」」 10月22日 20:00−21:30 サトウシンヤ(日本大学教授、建築家)、 フクモリシン(知的障がい者支援施設しょうぶ学園統括施設長、工房しょうぶ主宰)、 ヒビノカツヒコ(ターン監修者) ファシリテーター: オクヤマリコ(ターンコーディネーター) 新しい福祉施設のあり方や、芸術文化施設とアートの新たな関係の構築などについて話し合いました。 「小さなまちと福祉施設 「地域に寄り添う、人に寄り添うアートプロジェクト」」 10月23日 13:30から15:00 セリザワタカシ(ピースリー・アート・アンド・エンヴァイロメント統括ディレクター)、 ヤマノシンゴ(黄金町バザールディレクター)、 ヨシモトミツヒロ(ニッセイ基礎研究所研究理事) ファシリテーター:オクヤマリコ(ターン・コーディネーター) アーティストのかかわりによって、地域の新たな価値を見出すプロジェクトの事例をもとに、TURNを検証し、アートプロジェクトの社会的役割について語り合いました。 「クロージングトーク:言葉にする、言葉に残す」 10月23日 16:00から17:30 ヒビノカツヒコ(ターン監修者) オクヤマリコ(ターン・コーディネーター) ファシリテーター:モリツカサ(ターン・プロジェクトディレクター) 「ターン・イン・ブラジル」を経験したことで見えてきた、さらなる展開の可能性について議論しました。 (23から26ページ) 写真ページ (27から31ページ) 二千十七年度[二千十七年4月から二千十八年3月] (リード文) 2つの新たな活動「ターン・ランド」「ターン・ミーティング」。 「交流」「フェス」「ランド」の3つの軸が動き出す。      (本文)  二千十七年度は、アーティストと福祉施設、団体やコミュニティとの「ターン交流プログラム」を拡充し、「ターン・フェス」でその様子を発表したほか、二千十六年度の「ターンセンター構想会議」の内容を踏まえ、ターンの活動が日常的に実践される場となる「ターン・ランド」を実験的に展開。そして新しい事業として「ターン・ミーティング」を開催しました。  「ターン交流プログラム」では、アーティストが継続的に交流先に通い、関係性を紡いでいくとともに、アーティストが福祉関係の施設や専門家へ視察やヒアリングを行い、せっしょく障害、身体障害、視覚障害など、障害や福祉にかかわる問題や、多様性を認め合う社会の形成といった包括的なテーマに沿ったリサーチを行いました。  そのいっぽうで、福祉施設や団体が主体となる「ターン・ランド」が、都内各所でスタート。福祉施設、団体が自ら企画し、アーティストと共に地域住民や一般の人も参加できる時間やプログラムを立ち上げ、実施していきました。  二千十七年度より、これまで3月に開催していた「ターン・フェス」の会期を、「東京二千二十オリンピック・パラリンピック競技大会」につながる8月へと移します。「ターン・フェス3」は「アクセシビリティ」をテーマに開催。「ターン交流プログラム」を通して出会ったかたがたを具体的に思い浮かべ、会場全体の設えや展示を考案し、「ターンのアクセシビリティ」を展開しました。また、展示やワークショップのほか、多彩なツアーやトークなどのプログラムから、ターンの様々な側面を提示しました。  「ターン・フェス3」の開催前には、ターン公式ウェブサイトをリニューアルし、アーティストの活動日誌などを載せた「タイムライン」を設置することで、事業やイベントの周知のみならず、複数の年度にわたる活動や日々の気づきをアーカイブ化し発信していくベースを築きました。  6月よりはじめた「ターン・ミーティング」は、これまで実施してきた「中間報告会」の延長線として、参加アーティストや福祉施設・団体の関係者が集い、互いに経験を共有することで知見を深めました。  5月には、上野公園で開催された、パラリンピック競技の魅力を体感できる国内最大規模のイベント「ノー・リミッツ・スペシャル二千十七上野」に参加。ピー・アールブースにターンのコーナーを設置し、「ターン交流プログラム」の参加アーティストが音のある空間や、対話型パフォーマンスを披露しました。また、国内外で展開した活動の映像上映を通して、ターンを紹介しました。  そして、「ターン・ランド」事業として、アーティストを中心に、交流先の施設の人たちや地域住民などが集まり、ターンの活動を日常的に実践できる第三の場(サードプレイス)をつくり出すことを目的に、タナシにある東京大学の附属施設であるほじょうを借りて、同大学との共同研究に着手しました。アーティストのイワマサトシと、不登校や引きこもりを経験した学生たちが、農業とアート活動(ワークショップなど)を組み合わせたプログラムを実施。さらにプログラムを通してどのよう効果が参加者にもたらされるのかを、生理学的、行動的、心理的、また社会的な指標から測定し、検証をはじめました。 (本文終わり) ────────────────────────── ターン交流プログラム イケダマサノリ、カワセカズエ かける グループホーム フラワー、リサイクルせんびんセンター イセカツヤ かける アトリエ・エー、綾瀬ひまわりえん、ももさんふれあいの家 イマイサツキ かける シューレ大学 イワタトモ子 かける エポ、富士清掃サービス オオニシケンタロウ かける 板橋区立小茂根福祉園 カクドウマナミ かける 大田区立障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ きむらとしろうじんじん かける コミュニティセンター・アクタ クボタサヤ かける アトリエ・エー、みずのき タカモトアツキ かける 旭川荘 タキザワタツシ かける エベレスト・インターナショナル・スクール・ジャパン、たんぽぽの家、みずのき テンギョウ・クラ かける 綾瀬ひまわり園、大田区立障がい者 総合サポートセンター さぽーとぴあ、おまたの里、クリエイティブサポートレッツ、はぁとぴあ原宿、ハーモニー、ももさんふれあいの家 ナガオカダイスケ かける こども会議 モリヤマカイジ かける クラフト工房ラマノ、こころみ学園 ヤマガタヨシカズ かける しょうぶ学園 [以下、複数の福祉施設・コミュニティを対象にリサーチ、交流] イート・アンド・アート・タロウ ジェームズ・ジャック ナカザキトオル ヤマシロダイスケ ────────────────────────── ターン・ランド [気まぐれ八百屋だんだん] 第1回 おとな図鑑 日程:8月18日 場所:気まぐれ八百屋だんだん アーティスト:ナガオカダイスケ ゲスト:スズキ ゴリ ノリヒト(牧師、木こり) 第2回 おとな図鑑 日程:二千十八年2月12日 場所:気まぐれ八百屋だんだん アーティスト:ナガオカダイスケ ゲスト:アラキヨシアキ(数学者) [ハーモニー] かみまちハーモニーランド 日程:二千十八年2月23、24、26日から3月3日 場所:ハーモニー アーティスト:フカザワタカフミ [クラフト工房ラマノ] 手のプロジェクト 「綿花から糸へ.. 」 日程:二千十八年3月11日 場所:クラフト工房ラマノ アーティスト:イガラシヤスアキ [板橋区立小茂根福祉園] 「お」ダンス 公開稽古 日程:二千十八年3月17日 場所:板橋区立小茂根福祉園 アーティスト:オオニシケンタロウ、ミヤタアツシ ターン・ランド(たなし) 日程:1から3月 場所:国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 研究代表者: ヤスナガエリコ(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)、 フカノユウヤ(東京大学大学院農学生命科学研究科助教) アーティスト:イワマサトシ、ヒビノカツヒコ 交流先施設:シューレ大学 ターンフェス3 「見る・知る・ターンする!」 日程:8月18から20日 場所:東京都美術館 ロビー階 第1と第2公募展示室 主催: 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、東京都美術館、 特定非営利活動法人アーツ・エンブレイス 展示 イタニユウタ と トミタリョウヘイ イマイサツキ と シューレ大学 オオニシケンタロウ と 板橋区立小茂根福祉園 現代芸術活動チーム【め】 ターン・イン・ビエンナーレスール イケダマサノリ と カワセカズエ タカハシマサヒロ と イケダマサノリ と カワセカズエ タカモトアツキ と 旭川荘 タキザワタツシ テンギョウ・クラ と クリエイティブサポートレッツ 東京大学先端科学技術研究センター イワブチ研究室 トミヅカエミ と マダム ボンジュール・ジャンジ《ひかりの広場》 ババマサタカ《知覚のライン》 ヤマカズヨシカズ と ここのがっこう と しょうぶ学園 ヤマシロダイスケ《センサリーメディアラボラトリー(エス・エム・エル)》 らくだスタジオ タムラヒロシ『ターンワントゥースリー』 ツアー ターンツアー 8月18日 11:00から11:30 案内人:オクヤマリコ(ターンコーディネーター) 14:00から14:30 案内人:アート・コミュニケータ「とびラ―」 16:00から17:00 案内人:クリエイティブサポートレッツのメンバー 18:30から19:00 案内人:イマイサツキ(アーティスト) 8月19日 11:00から12:00 案内人:イシカワエリ(特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク事務局長) 13:30から14:00 案内人:ヒビノカツヒコ(ターン監修者) 15:30から16:00 案内人:アート・コミュニケータ「とびラ―」 8月20日 11:30から12:00 案内人:らくだスタジオ 13:00から13:30 案内人:イタニユウタ(電子音楽家) 15:30から16:00 案内人:アート・コミュニケータ「とびラ―」 「ターンツアー」とは、ターンプロジェクトメンバーや運営スタッフ等とともに会場を巡り、それぞれの見方による楽しみ方を共有するツアーです。 トーク ターン・イン・ビエンナーレスール出発直前トーク 8月18日 14:30から15:30 ヒビノカツヒコ(ターン監修者) イワタトモコ(アーティスト) アルゼンチンに出発する前の期待に想像を膨らませながら、ターン実施への抱負を語りました。 タカモトアツキ と 旭川荘 交流プログラム公開ミーティング 8月18日 16:30から17:00 タカモトアツキ(アーティスト)、旭川荘 交流プロセスの詳細や今後の展望について語り合いました。 タキザワタツシ、イマイサツキ合同関連トーク 「不登校・ひきこもりの現場から 「社会に多くの選択肢をつくること」」 8月18日 17:30から18:30 アサクラカゲキ(シューレ大学スタッフ)、サトウマコト(特定非営利活動法人ぐんま若者応援ネット アリスの広場)、タキザワタツシ(アーティスト)、イマイサツキ(アーティスト) 「不登校」や「ひきこもり」の活動にかかわる、それぞれの活動を通して見えてくる視点を共有しました。 新しい学びを考える 8月18日 19:00から20:30 スミトモフミヒコ(アーツ前橋館長) ヒビノカツヒコ(ターン監修者) 社会がダイバーシティを思考していく現在において、美術館やアーティストとしての姿勢や社会への発信の仕方について意見を交わしました。 ターン・ランドをひらく 8月19日 13:00から15:00 アサクラカゲキ(シューレ大学スタッフ)、シンザワカツノリ(ハーモニー施設長)、タカノケンジ(クラフト工房ラマノ施設長) ファシリテーター:ニシムラヨシアキ(働き方研究家) ターン・ランドに抱いているイメージや期待について話し合いました。 アクセシビリティミーティング 8月20日 11:00から12:00 ババマサタカ(建築家)、イシカワエリ(特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク事務局長) 視覚障害を持つババと、ろう者である石川による手話通訳者と文字支援を介して対話を行い、アクセシビリティのあり方について来場者と考える場になりました。 ターン・フェス3 クロージングトーク 8月20日 16:30から17:15 ヒビノカツヒコ(ターン監修者)、モリツカサ(ターンプロジェクトディレクター)、オクヤマリコ(ターンコーディネーター) 「ターン・フェス3」の3日間を振り返りながら、それぞれが体感した会場の雰囲気や、今後の「ターンフェス」について意見交換しました。 各エリアの催し ヤマガタヨシカズ主宰「ここのがっこう イン 東京都美術館」 8月19、20日 かく10:00から17:00 「ここのがっこう」による特別授業、講評会などをオープンに実施。 現代芸術活動チーム【め】「目とあるく」 8月19、20日 かく14:00から15:00 【め】のコウジンハルカと同じく視覚と聴覚をふさいだ状態で会場を歩きまわる「目とあるく」と題したワークショップを実施しました。 イマイサツキ関連企画 トーク「自前の大学でオルタナティブな生き方を模索する」 8月19日 16:00から17:00 イマイサツキ、シューレ大学学生・オービーオージー・スタッフ ヤマシロダイスケ「センサリーメディアラボラトリー(エス・エム・エル)」関連企画「《まっしろな絵本》キックオフ・フォーラム」 8月20日 13:30から16:30 イワタミツコ(てんやく絵本ふれあい文庫)、フクモリミカ(音点字)、イトウアサ(東京工業大学)、ヤマシロダイスケ(アーティスト) イマイサツキ関連企画 トーク「不登校・引きこもりを経験して自分の学び・生き方を創る」 8月20日 15:30から16:15 イマイサツキ、シューレ大学学生・オービーオージー・スタッフ ────────────────────────── ターンミーティング 第1回ターン・ミーティング 日程:6月11日 10:00から18:00 場所:東京藝術大学 美術学部 中央棟1階 第1講義室 ゲスト:オオニシケンタロウ(アーティスト)、イケダマサノリ(写真家)、カワセカズエ(写真家)、ラボラトリーズ、らくだスタジオ、特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク、イガラシヤスアキ(アーティスト)、ナガオカダイスケ(アーティスト)、イワタトモコ(アーティスト)、アサクラカゲキ(シューレ大学スタッフ)、マダム ボンジュール・ジャンジ(コミュニティセンターアクタセンター長、ドラァグクイーン)、タカノケンジ(クラフト工房ラマノ施設長)、クロサワヒデアキ(社会福祉法人きょうされん リサイクルせんびんセンター総務部長)、クボタミドリ(認定特定非営利活動法人クリエイティブサポート レッツ理事長) 東京藝術大学に集結し、二千十七年度の活動に向けた展望を話し合ったキックオフイベント。「ターンの交流プログラムを語る」「ターンの残し方・伝え方」「ターン・ランドを語る」など、終日議論を繰り広げました。 第2回ターン・ミーティング 「ターンを検証するイチ」 日程:10月8日 14:00から17:30 場所:東京藝術大学 音楽学部 5号館401 ゲスト:ナガオカダイスケ(アーティスト)、イガラシヤスアキ(アーティスト)、フジヒロシ(アーティスト)、タナカミユキ(キュレーター) 「ターン・フェス3を振り返る」「ターン・イン・ビエンナーレスールを振り返る」に加え、アート関係者2名を迎えて意見交換する3部構成。地域や福祉分野で実践されている諸事例とともに、ターンの取り組みや特性についても議論しました。 第3回ターン・ミーティング 「ターンを検証するニ ─「ターンが描く社会─」」   日程:11月19日 14:00から17:00 場所:東京藝術大学 美術学部 中央棟2階 第3講義室 ゲスト:ジェームズ・ジャック(アーティスト)、ナガツユウイチロウ(九州大学大学院芸術工学研究院助教) 研究者やアートプロジェクトの実践者、アーティストならではの語りを交えながら、「社会包摂」と「社会実装」をキーワードに、ターンが描く社会について語り合いました。 第4回ターン・ミーティング 「年次報告会」 日程:二千十八年1月28日 10:00から16:00 場所:東京国立博物館 平成館 大講堂 ゲスト:ヤマシロダイスケ(アーティスト)、シンザワカツノリ(ハーモニー施設長)、スズキイチロウタ(大と小とレフ取締役)、イガラシヤスアキ(アーティスト)、イートアンドアートタロウ(アーティスト)、イワタトモコ(アーティスト)、ナガオカダイスケ(アーティスト)、トコロアサオ(アーティスト)、スギヤママミとゆーないと(ほぼ日刊イトイ新聞・スタッフ) パフォーマンス:オオニシケンタロウ 「この一年間から考える、これからのターン」「地域への広がり」「手業からはじまる交流」「『ほぼにち』とターン」の4部構成。地域への広がりを視野に入れたアートプロジェクトのあり方や、伝統的な手業(技術)を取り入れた社会へのアプローチについて語りました。 ────────────────────────── サポーター事業 ターンフェス3 オリエンテーション 日程:7月30日 場所:サンサンサンイチアーツチヨダ アーツカウンシル東京 ROOM サンマル二 ────────────────────────── その他 「ノーリミッツスペシャル二千十七上野」参加 日程:5月6日 10:00から21:00、5月7日 10:00から18:00 場所:上野恩賜公園 竹の台広場 ────────────────────────── ※「海外展開」についてはp.48−50に記載 (32から39ページ) 二千十八年度[二千十八年4月から二千十九年3月] ────────────────────────── (リード文) プログラムが循環し、成熟した一年に。 外からの視点で、ターンの可能性を見つめる試み。      (本文) 二千十八年度は、前年度から始動した「ターン・ランド」が軌道にのり、「ターン交流プログラム」「ターン・ランド」「ターン・フェス」「ターン・ミーティング」の循環が具体化した成熟の一年となりました。  「ターン交流プログラム」では、新たに参加するアーティストを増やし、施設などへの訪問とリサーチを重ねて交流先を広げました。その後、マッチングに向けてアーティストと交流先の双方にイメージをヒアリングし、それをもとに交流の組み合わせを調整。実施数は、これまでと比較して最多の年となりました。また、前年度に行った「ターン・イン・ビエンナーレスール」に参加したアルゼンチンとペルーのアーティストが来日し、日本の福祉施設と交流するなど、国内外のターンの活動が交差する年になりました。  「ターン・ランド」の活動も少しずつ広がり、一年を通じて定期的に場をつくる企画も生まれ、一般参加者と福祉施設などの利用者が触れ合う機会が増えました。  「ターン・フェス4」は、日比野克彦による造語「ビジョッピジョッピ」をテーマに、一人ひとり異なる日常が出会うことで生まれる“違い”を知り、それを楽しむ場を展開しました。展示、ワークショップ、トークやツアーなどを通して、人と人の出会いを創出し、それぞれの知見が豊かになる機会を目指しました。また、手話通訳と文字支援などのアクセシビリティとともに、ターン・フェスサポーターによる来場者への支援、アーティストたちとのコミュニケーションにも、前年と同じく継続して取り組み、様々な人と出会いながらターンを体感する3日間となりました。  「ターン・ミーティング」は、多彩なゲストを迎えて開催。前年度までは主に、ターンで共に活動しているアーティストや福祉施設・団体の方々が登壇し、関係者同士の知見やネットワークを深めていく方向性でしたが、二千十八年度はターンを幅広い人たちに発信していくことを目指し、様々な領域の専門家をゲストに招いて開催しました。ターンを外側の視点から捉えた、多方面にわたる領域の言葉に耳を傾けることで、新たな気づきを得るとともに活動の可能性が広がりました。  年度末には『ターン・ジャーナル』の1号目となる『ターン・ジャーナル 二千十八』を発行。二千十八年度の活動の総体を記録しつつ、初年度から複数年を通して様々な局面を迎えながらもターンやアーティストとの関係を紡いできた「板橋区立小茂根福祉園」での活動をまとめました。 (本文終わり) ────────────────────────── ターン交流プログラム アレハンドラ・ミスライ かける 台東つばさ福祉会 イイヅカタカシ かける アトリエ・エー、大田区立障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ、クラフト工房ラマノ、リタリコジュニア所沢教室 イカワアカシ かける アトリエ・エー イケダマサノリ かける グループホーム フラワー、リサイクルせんびんセンター イセカツヤ かける ももさんふれあいの家 イワタトモコ かける 富士清掃サービス オオクボユミ かける アトリエ・エー、ももさんふれあいの家、リサイクルせんびんセンター カワセカズエ かける グループホーム フラワー、リサイクルせんびんセンター クボタサヤ かける みずのき コバヤシユウキ かける アトリエ・エー、コミュニティセンターアクタ、西東京市障害者就労支援センターイッポ セピーデ・ハセミ かける アトリエ・エー、アプローズ南青山、くまちゃんハウス、ナースさくまの家 テンギョウ・クラ  かける かなまち学園、くまちゃんハウス、スウィング、たましろのさと、ナースさくまの家、やまなみ工房 ヘンリー・オルティス・タピア かける はぁとぴあ原宿 マチーデフ かける 大田区立障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ まつもとちから かける かなまち学園 もりやまかいじ かける かなまち学園、ここね篠崎 [以下、複数の福祉施設・コミュニティを対象にリサーチ、交流] にしおかおり なかざきとおる ────────────────────────── ターン・ランド [気まぐれ八百屋だんだん] 第3回 おとな図鑑 日程:二千十九年3月2日 場所:大田区立池上福祉園 アーティスト:ナガオカダイスケ ゲスト:テラオサホ(音楽家、エッセイスト) だんだんヘキガプロジェクト 日程:12月2日、二千十九年3月26日 場所:気まぐれ八百屋だんだん アーティスト:ナガオカダイスケ [ハーモニー] お金をとらない喫茶展 〜ものもの ものこと ことこと もの〜 日程:二千十九年2月23、24日 場所:ハーモニー アーティスト:ライラ・カセム ほか [クラフト工房ラマノ] 手のプロジェクト ヴォリューム2から7 「綿花から糸へ..」 日程:5月20日、7月22日、10月21日、12月16日、 二千十九年1月12日、3月24日 場所:クラフト工房ラマノ アーティスト:イガラシヤスアキ [板橋区立小茂根福祉園] 「お」ダンス かける きらりグッとワーク 日程:4月から二千十九年3月 場所:板橋区立小茂根福祉園 アーティスト:オオニシケンタロウ、ミヤタアツシ ターン・ランド・イン こもねフェスタ 日程:7月7日 場所:板橋区立小茂根福祉園 アーティスト:オオニシケンタロウ、ミヤタアツシ ターン・ランド イン こもねまつり 日程:11月10日 場所:板橋区立小茂根福祉園 アーティスト:オオニシケンタロウ、ミヤタアツシ ターン・ランド(たなし) 日程:4月から二千十九年3月 場所:国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 研究代表者: ヤスナガエリコ(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)、フカノユウヤ(東京大学大学院農学生命科学研究科助教) アーティスト:イワマサトシ 交流先施設:さくらのその、シューレ大学 ────────────────────────── ターン・フェス4 「ピジョッピジョッピ」 日程:8月17から19日 場所:東京都美術館 ロビー階 第1、第2公募展示室 主催:東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、東京都美術館、 特定非営利活動法人アーツ・エンブレイス 国立大学法人東京芸術大学 展示・ワークショップ アート・コミュニケータ東京 アレハンドラ・ミスライ イガラシヤスアキ イセカツヤ《共生するアトリエ》 イマイサツキ《にんげんノリ巻き》 イワタトモコ ウエダカナヨ オオニシケンタロウ オノリュウイチ クリヤ サトウユウ《お話しを聞きます》 スズキイチロウタ ターン・ランド タムラナオコ テンギョウ・クラ トコロアサオ ドア・ラボ ナガオカダイスケ、ヤマザキタイゾウ《球体の家》 ナカザキトオル《コッパーランド》 ナルカワハジメ ヒビノカツヒコ 袋田病院とウエハラコウオ ヘンリー・オルティス・タピア みずのき ヤマシロダイスケ《ねんね》 ツアー ピジョッピジョッピオープニングツアー 8月17日 10:00から10:45 ナビゲーター:ヒビノカツヒコ(ターン監修者) ターンが生まれるきっかけとなったショートステイ体験の話など、ターンとのかかわりを振り返りながら解説しました。 多言語ヴイログツアー 8月17から19日 かく11:00から12:00 ナビゲーター:一般社団法人クリヤ プラス ユース 印象に残った企画や場所を多言語で「ヴイログ」として記録。多様な人々がフェスに参加するためのアクセシビリティについて議論しました。 ターン・フェス4 ギャラリーガイド 8月17日 13:00から13:45、8月18日 16:00から16:45、 8月19日 10:00から10:45 ナビゲーター:オクヤマリコ(ターンコーディネーター) 作品や活動の裏側について、南米で展開したターンの様子なども交えて紹介しました。 ターン・フェスを「車椅子」で楽しむツアー 8月17日 14:30から15:15 ナビゲーター:イタニユウタ(音楽家) 車椅子の目線で会場を回るツアー。ツアーの途中には、タッチパネル式シンセサイザーを用いた演奏も行いました。 多文化ろくめんパズルツアー 8月17から19日 かく14:30から17:00 ナビゲーター:一般社団法人クリヤ プラス ユース ターンフェスの会場のなかから6つの文化を見つけて撮影。その写真から自分だけの六面パズルをつくり、異なる文化に対する新しい視点や発見をシェアしました。 妹のわりきれなさツアー 8月17日 16:00から16:45、8月18日 12:15から13:00、 8月19日 14:00から14:45 ナビゲーター:タカハシリカ(大学院生) 自閉症の姉を持つタカハシと共に、会場にいる人に「兄弟・姉妹との関係」について即興的にインタビューしながら巡りました。 「聞く」をテーマに楽しむツアー 8月17日 17:30から18:30、8月19日 12:00から13:00、 ナビゲーター:イシカワエリ(特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク事務局長) 自身も聴覚障害を持つナビゲーターのガイドのもと、会場にある「音」を探してオリジナルマップ゚をつくるワークショップツアー。 「見る」をテーマに楽しむツアー 8月18日 14:00から15:00 ナビゲーター:ミヅキメグミ(女優)、スズキダイスケ(バリアフリー演劇結社ばっかりばっかり) 全盲の女優として活躍するナビゲーターと一緒に、視覚情報以外でフェスを楽しむ方法を考え、試すワークショップツアー。 ターンさんぽ 8月18日 15:00から15:45、8月19日 11:15から12:00 ナビゲーター:アート・コミュニケータ「とびラー」 「とびラー」と共に、アーティストと会話することなどを通じて、フェスを体験し、感じて、考えました。 きょうされんメンバーとゆかいなターンフェスツアー 8月19日 13:00から13:45 ナビゲーター:イケダマサノリ(写真家)、カワセカズエ(写真家)、クロサワヒデアキ(社会福祉法人きょうされん リサイクルせんびんセンター職員)、ヤマザキヒデヒト(社会福祉法人きょうされん リサイクルせんびんセンターメンバー) 福祉施設の職員、利用者、写真家のイケダマサノリとカワセカズエと共に会場を巡るツアー。 ターン・フェスを「子供の視点」で楽しむツアー 8月17日 12:00から14:00 ナビゲーター:ターン運営本部スタッフ、ターンフェスサポーター、来場した子供たち 未就学児の子供たちが自身の興味関心に合わせて自由にフェスを楽しむことができるツアー。 トークイベント オープニングトーク 8月17日 10:45から11:45 ヒビノカツヒコ(ターン監修者) モリツカサ(ターンプロジェクトディレクター) スズキイチロウタ(だいとしょうとレフ取締役) 司会:オクヤマリコ(ターンコーディネーター) 「ピジョッピジョッピ」に託されたコンセプトや企図を語り合い、フェスの全体設計を伝える幕開けとなりました。 エス・ディ・ジーズ 二千三十年に向けて 「未来のコミュニティを考える」 8月17日 12:00から13:30 エビハラシュウコ(一般社団法人クリヤ代表) サカイエミコ(スターバックスコーヒージャパン広報部) 司会:モリツカサ(ターンプロジェクトディレクター) 「社会包摂を切り口とした多様性が活きるコミュニティのつくり方」をテーマに、それぞれの経験を通して体得した視点が語られました。 異質なもの同士の出会い 「アーティストと療育現場の相性」 8月17日 14:00から15:30 マツモトトモコ(浜松市ネアライ学園園長)、 カワグチジュンイチ(作業療法士、結城病院リハビリテーション部作業療法科科長)、 カタオカユウスケ(音楽家) 司会:スズキイチロウタ(大と小とレフ取締役) “異物”としてアーティストに期待していること、施設での振る舞い方、アーティストと療育や福祉の相性についてなど、リアリティあふれる発言が飛び交いました。 海外と日本でのターン交流プログラム① 「アルゼンチンでの経験を通じて」 8月17日 15:30から16:15 ※にっせいちくじ通訳あり アレハンドラ・ミスライ(アーティスト) 聞き手:ハタマリア(アーツカウンシル東京) 日本での施設との交流をもとに、海外におけるこれまでの経験との違いや共通点についてエピソードを交えて語りました。 海外と日本でのターン交流プログラム② 「ペルーでの経験を通じて」 8月17日 16:15から17:00 ※にっせいちくじ通訳あり ヘンリー・オルティス・タピア(アーティスト) 聞き手:オクヤマリコ(ターンコーディネーター) 来日してから学んだ「しめ縄編み」をベースに行った交流の様子など、2週間にわたる日本での交流を振り返りました。 日本でのターンを考える ターン・イン・ビエンナーレスールへの参加を通して 8月17日 17:00から17:30 ヒビノカツヒコ(ターン監修者)、イガラシヤスアキ(アーティスト)、イワタトモコ(アーティスト)、ナガオカダイスケ(アーティスト) 二千十七年のターン・イン・ビエンナーレスールを契機に南米に赴いた3名の作家とヒビノが、「ピジョッピジョッピ」な体験について語り合いました。 よもやまばなし 「移住が創起させたアートセンター構想」 8月18日 10:30から11:30 イシワタマリ(美術家、やまやまアートセンター代表) 聞き手:オクヤマリコ(ターンコーディネーター) 京都府の山間集落を拠点に、小規模多機能施設が併設されたアートセンター構想を掲げているイシワタ。この構想に駆り立てるものについて、トークを展開しました。 クロストーク 8月18日 12:00から13:00 トコロアサオ(アーティスト) ナルカワハジメ(慶応義塾大学政策・メディア研究科環境情報学部准教授) デザインや設計におけるコンセプトや、社会へ投げかけてきた視点について語り合いました。 街を生きる 「教育現場での実践を通して地域に投げかけること」 8月18日 13:00から14:30 ミタシタミホ(特定非営利活動法人アートフル・アクション事務局長)、スズキイチロウタ(だいとしょうとレフ取締役) 福祉や教育の現場と文化事業の違いに着目。文化事業が教育や福祉の現場へ入る際の連携の仕方や、取り組み方の特性を考える時間となりました。 支援と表現のはざま 8月18日 15:30から17:00 アサダワタル(文化活動家、アーティスト、文筆家)、スズキイチロウタ(大と小とレフ取締役) 旧知の仲であり、互いに共通するスタンスで活動を続ける二人が、福祉現場での取り組みを例に出しながら、その可能性を探りました。 精神科病院によるアートの取り組み 8月19日 10:30から12:00 ウエハラコウオ(現代美術家)、ワタナベケイコ(袋田病院作業療法士)、タムラナオコ(写真家) 聞き手:モリツカサ(ターンプロジェクトディレクター) 精神科医療の現場にアート的実践を取り入れている袋田病院。活動の継続における地域とのかかわりなどについて語り合いました。 トークイベント:ハーモニーと、『超、幻聴妄想かるた』を通して知るメンバーの生きる世界 8月19日 11:30から12:30 シンザワカツノリ(ハーモニー施設長)、ヨネズイツカ(『超、幻聴妄想かるた』編集)、 ライラ・カセム(『超、幻聴妄想かるた』デザイン)、サトウエミ(編集者) 「幻聴妄想かるた」の第3弾を紹介するトーク&かるた大会を開催。かるたの編集者やデザイナーをゲストに招き、制作の裏話を伺いました。 精神保健福祉士とコミュニティデザイナーに聞く  「コミュニティと福祉とアートプロジェクト」 8月19日 13:30から15:00 ヤマザキリョウ(スタジオ・エル代表、コミュニティデザイナー、社会福祉士)、シンザワカツノリ(ハーモニー施設長) 聞き手:スズキイチロウタ(ダイとショウとレフ取締役) 福祉とコミュニティの関係性や、ターン・ランドの将来を見据え、地域に開かれた福祉施設のあり方における議論も展開。 クロージング・トーク:明日に向けて 8月19日 15:45から17:15 ワカバヤシケイ(黒鳥社コンテンツ・ディレクター、編集者)、ヒビノカツヒコ(ターン監修者) 聞き手:モリツカサ(ターンプロジェクトディレクター) ターンについて視野を大きく広げ、今後の展開についてフリートークを行いました。 ステージ スペシャルライブ 8月17日 18:30から20:30 オオニシケンタロウ「オオオノマトペ」 吃りの音の特徴をリズムや身体の動きに合わせて表現。 カクドウマナミ、ヒビアコ、カナイマリ ターンに対し、現代音楽の切り口からアプローチ。会場にいる人たちを巻き込みながら、その時にしか生まれない音楽と向き合う時間となりました。 ディー・ジェー ユウタ アンド ユウイチ 「ディー・ジェー ユウタ アンド ユウイチ ライブ アット トウキョウ・メトロポリタン・アート・ミュージアム」 脳性麻痺があり電動車椅子で生活する音楽家のイタニユウタとナカハラユウイチとのユニット。「宇宙」をコンセプトにした即興演奏を行いました。 トミヅカエミ、マリー、シマダアスカ「ピジョツピジョツピあー」 聴覚に障害を持つマリーがどのようにして音を感じているのか、富塚が疑問を持ったことから生まれた楽曲。一人ひとりのなかから立ち上がってくる「うた」を表現しました。 トミヅカエミ「ぐらんぐらん体操」 8月18日 10:00から11:00 全身の力を抜いて、脱力するための体操。車椅子に乗っている方や障害のある方でも、誰でも参加できる内容でした。 オオニシケンタロウ「東京のラ・トラのアザビロ」 8月18日 13:30から14:30 「板橋区立小茂根福祉園」の利用者やターン サポーターなど様々な“ダンサーズ”と「シッチョイサ」をもとにしたパフォーマンスを、来場者を巻き込みながら披露しました。 トミヅカエミ、マリー、シマダアスカ かける オオクボユミ 8月18日 15:00から16:00 「ピジョツピジョツピあー」のチームが、ダンサーのオオクボユミをゲストに迎えてパフォーマンスを実施しました。 オオニシケンタロウ「『お』ダンス」 8月19日 10:30から11:30 「板橋区立小茂根福祉園」にて「ターン LAND」の活動で行っていた「『お』ダンス」を、会場でも実施しました。 トミヅカエミ、マリー、シマダアスカ かける 新人・エイチ・ソケリッサ! かける オオクボユミ かける オオニシケンタロウ 8月19日 15:00から15:30 「新人・エイチ・ソケリッサ!」とオオニケンタロウをゲストに迎え、即興的なパフォーマンスを展開。 シアター 『ニーゼと光のアトリエ』 (二千十五年) 監督:ホベルト・ベリネール 8月17日 10:00から11:45、8月18日 12:15から14:00 シューレ大学映像作品 『光のあざ』(二千十六年) 監督:トヨマサトシ 『王子になった乞食』(二千十四年) 監督:ヤマモトナナコ 『冬の火』(二千十五年) 監督:タカハシサダフユ 『ベアテ・シロタ・ゴードン』(2011年) 監督:トヨマサトシ 8月17日 12:00から13:15、8月18日 10:00から11:15、8月19日 11:00から12:15 『モリヤマカイジ かける こころみ学園』 (二千十八年) 撮影、編集:トミタリョウヘイ 8月17日 13:30から14:30、8月18日 14:00から15:00、 8月19日 10:00から11:00 ブドウ栽培、ワイン醸造などの活動を行う福祉施設「こころみ学園」の自然あふれる風景のなかで、ダンサーのモリヤマカイジが「ターン交流プログラム」を展開した記録映像。 『「ロミオとジュリエット」から生まれたもの 二千十七』 (二千十七年) 制作:じゆう劇場、協力:特定非営利活動法人鳥の劇場 8月17日 14:30から16:00 『ソローニュの森』 (二千十七年) 制作:タムラナオコ、 音楽:ヤマグチトモ 『ヴォイス  写真と音楽』 (二千十七年) 制作:タムラナオコ、 音楽:サルヤマオサム、ウルトラ リーヴィング 8月17日 17:00から17:15、8月18日 15:30から15:45、 8月19日 14:45から15:00 『コモネ ターンブンノイチ』 (二千十八年) 監督:らくだスタジオ タムラヒロシ 8月17日 17:30から18:00、8月18日 11:30から12:00、8月19日 12:30から13:00 アーティストのオオニシケンタロウやミヤタアツシの「板橋区立小茂根福祉園」でのターンの交流を追った映像。施設の日常にターンが混ざり合う様子を記録したドキュメンタリー。 『すべての些細な事柄』 (千九百九十六年) 監督:ニコラ・フィリベール 8月18日 15:45から17:30、8月19日 13:00から14:45 『破片のきらめき 心の杖として鏡として』 (二千八年) 監督:タカハシシンジ 8月19日 15:30から16:50 各エリアの催し トーク:太平洋の旅「海から見た世界の話」 8月17日 15:00から15:30 イガラシヤスアキ(アーティスト) 《共生するアトリエ》公開彫像制作 8月18日 10:00から12:30 場所:東京都美術館 スタジオ イセカツヤ(アーティスト) トーク:ペルーの旅「月と糸つむぎの話」 8月18日 11:00から11:30 イガラシヤスアキ(アーティスト) みずのき美術館運営会議的ミーティング 8月18日 13:30から15:30 キクチアツキ(グラフィックデザイナー、アートディレクター)、ホサカケンジロウ(東京国立近代美術館主任研究員)、オクヤマリコ(ターンコーディネーター) クロストーク:日本海の旅「海から見た日本の話」 8月18日 14:00から15:00 モリマリコ(トリンド代表理事)、イガラシヤスアキ(アーティスト) クロストーク 8月18日 15:00から15:45 ミツハシヒカル(医学書院)、タムラナオコ(写真家) クロストーク 8月18日 17:30から18:30 スガケイジロウ(比較文学者、明治大学教授)、タムラナオコ(写真家) トーク:南極の旅「時間のない大陸の話」 8月19日 11:00から11:30 イガラシヤスアキ(アーティスト) クロストーク:ターンの旅「旅する糸の話」 8月19日 14:00から15:00 タカノケンジ(クラフト工房ラマノ施設長)、イガラシヤスアキ(アーティスト) クロストーク 8月19日 15:30から16:00 シンザワカツノリ(ハーモニー施設長)、テンギョウ・クラ(アーティスト)、ライラ・カセム(デザイナー)、ハーモニーのメンバー、ハシモトイチロウ(手話通訳) クロストーク 8月19日 16:15から17:15 トオヤマショウジ(映画監督)、タムラナオコ(写真家) ────────────────────────── ターン・ミーティング 第5回ターン・ミーティング 日程:5月13日 14:00から17:00 場所:東京藝術大学 美術学部 中央棟1階 第1講義室 ゲスト:コンドウリョウヘイ(振付家、ダンサー、コンドルズ主宰) 演奏:カクドウマナミとオーケストラ達だ(カツラギコズエ、テラダヨウジ、ヒビアコ、ヨコテアリサ、カクドウマナミ) 「コンドウさんとヒビノさんがざっくばらんにターンを話す」と「二千十八活動計画」の2部構成で実施。「ターン・フェス4」のテーマ「ピジョッピジョッピ」に込めた狙い、今後のターンの活動について議論しました。 第6回ターン・ミーティング 日程:10月27日 13:15から17:00 場所:東京芸術大学 美術学部 中央棟2階 第3講義室 ゲスト:イナニワサワコ(東京都美術館学芸員、アート・コミュニケーション係長)、フクイチツ゚ル(東京文化会館教育普及担当係長)、ウエハラコウオ(アーティスト)、ワタナベケイコ(袋田病院作業療法士)、イセカツヤ(アーティスト)、ヤマシロダイスケ(アーティスト)、フジヒロシ(アーティスト) 第1部は都立文化施設でのダイバーシティ社会を見据えたコミュニティづくりや人材育成について、第2部は「ターン・フェス4」に参加したアーティストや施設職員が登壇し、フェスでの出来事やプログラムの狙いなどを振り返りました。 第7回ターン・ミーティング 「多様性のある社会について考える」 日程:二千十九年2月2日 14:30から17:00 場所:東京都美術館 講堂 ゲスト:ロバート キャンベル(日本文学研究者、国文学研究資料館長)、マキハラエリ(ろうの鳥プロダクション代表、映画作家) モデレーター:ワタナベタスク(エディター、ライター、ジェーウェーブ「ラジオ ドーナッツ」ナビゲーター) 演奏:シマダアスカ(クラリネット奏者) 「ろう文化」に対して、聴者の登壇者は「聴文化」をどのように感じているかという問いから開始したクロストーク。聴こえることも多様性のうちの一つである、など気づきの多い時間となりました。 ────────────────────────── サポーター事業 ターンサポーター座談会 日程:5月23日 場所:サンサンサンイチ アーツチヨダ ルーム サンマルハチ ターン・フェス4 説明会 日程:6月30日 全3回 場所:サンサンサンイチ アーツチヨダ アーツカウンシル東京 ルーム サンマルニ ターン・フェス4 オリエンテーション 日程:7月28、29日 かく1回 場所:サンサンサンイチ アーツチヨダ アーツカウンシル東京 ルーム サンマルニ ターン・フェス4 会場内覧 日程:8月16日 場所:東京都美術館 ────────────────────────── ※「海外展開」については、48から50ページに記載 (40から47ページ) 二千十九年度[二千十九年4月から二千二十年3月] (リード文) これまでの活動の可視化、発信の強化へ。 プログラムの連関を意識し、複合的に取り組む。 (本文)  翌年に「東京二千二十オリンピック・パラリンピック競技大会」を控えた二千十九年度。二千二十年度の大きな展開を視野に入れながら、ターンが育んできたものをさらに可視化させていくことを目指しました。関係領域の拡大とともに、運営体制や関係者のネットワーク、そして発信を強化する一年として始動しました。  前年度の気づきを通して「聴覚」や「視覚」にも焦点をあて、活動の継続を通して参加アーティストや施設などとの関係性を深めていきました。また、ターンプロジェクトデザイナーとして、「障害福祉の現場の人々と共につくるデザイン」をコンセプトに活動するライラ・カセムが参画。スタッフの運営体制を整えながら、夏の「ターン・フェス」が翌年の展開の礎になるよう、他のプログラムとの連関をより意識し、事業を設計しました。 「ターン・フェス5」は、ライラ・カセムが発案した「パスウェイズ 身のゆくみち」をテーマに、参加アーティストや福祉施設・団体の利用者などとの出会いを通して、来場者が一人ひとり異なる「行き方、生き方」を見つけ、多様な価値観を体感する場として企画しました。一例として「クラフト工房ラマノ」の活動紹介では、「ターン・ランド」の様子を体感できるよう、普段仕事で使用している織り機を会場に持ち込み、日常空間を再現。また、ターンのドキュメントやターンと親和性のある映像などを上映する“シアタースペース”、パフォーマンスやオリジナル楽曲が披露される“ステージ”、そして各プロジェクトの様々な楽しみ方を提案する“ツアー”を通して、ターンを多角的に発信できるよう努め、例年を上回るプログラム数を展開しました。  さらに開催前には、ターンフェスの発信を広げる取り組みとして、プログラムやそれらの企画の楽しみ方、アクセシビリティについて思考するインタビューなどを掲載した『ターン・ジャーナル・サマー 二千十九 イシュー ニ』を発行しました。 「ターン交流プログラム」の上半期では、「ターン・フェス5」での紹介も視野に入れた交流を多く展開。そのなかで、アーティストが同時並行でふたつの施設に通うことで、利用者同士の相互交流から新しい創作も生まれました。また、年間を通して定期的に交流を重ねたアーティストも多く、過去最多の交流日数となりました。 「ターン・ランド」では「板橋区立小茂根福祉園」や「気まぐれ八百屋だんだん」など、「ターン・ランド」を2から3年継続して展開する場が発展し、参加型公開イベントの回数が、年間を通して最も多い年となりました。同時に、活動の積み重ねから見えてきた発見や課題をもとに、次の展望を見据える年にもなりました。 「ターン・ミーティング」では、前年度に引き続き、多方面からのゲストを招き、キーノート・トーク(基調講演)やクロストークを行いました。またグラフィックレコーディングを取り入れるなど、トークの内容を視覚的に伝えることも試みています。  一方、年度末から新型コロナウイルス感染症が蔓延しはじめ、施設などへの訪問が難しい状況となり、複数の「ターン交流プログラム」や「ターン・ランド」が中止。今後の先行きが見えにくいなかで二千十九年度の幕を閉じることになりました。 (本文終わり) ────────────────────────── ターン交流プログラム ※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、プログラムの一部を中止。 イイヅカタカシ かける 大田区立障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ、リタリコジュニア所沢教室 イカワアカシ かける アプローズ南青山 イケダマサノリ かける シューレ大学、リサイクルせんびんセンター イセカツヤ かける ももさんふれあいの家 イマイサツキ かける みかんの木 イワタトモコ かける グランアークみづほ、富士清掃サービス カワセカズエ かける グループホーム フラワー セピーデ・ハセミ かける アトリエ・エー テンギョウ・クラ かける ナースさくまの家 ナガオカダイスケ かける はぁとぴあ原宿 パポとユミ かける かみまち工房 マチーデフ かける 板橋区立小茂根福祉園、上町工房、福祉ホームさくらんぼ マツモトチカラ かける かなまち学園、シューレ大学 マルヤマスナオ かける エベレスト・インターナショナル・スクール・ジャパン ラ・マーニャとユミ かける 大田区立障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ、かみまち工房 [以下、複数の福祉施設・コミュニティを対象にリサーチ、交流] ニシオカオリ ────────────────────────── ターン・ランド ※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、プログラムの一部を中止。 [気まぐれ八百屋だんだん] 第4回 おとな図鑑 日程:9月7日 場所:大田区立池上福祉園 アーティスト:ナガオカダイスケ ゲスト:マダム ボンジュール・ジャンジ 第5回 おとな図鑑 日程:12月15日 場所:大田区立池上福祉園 アーティスト兼ゲスト: ナガオカダイスケ [ハーモニー] お金をとらない喫茶展2「イロイロを楽しむアトリエ」 日程:2020年2月15、16日 場所:ハーモニー アーティスト:ササキメバエ [クラフト工房ラマノ] 手のプロジェクト二千十九 ヴォリューム1から10 「綿花から糸へ..」 日程:4月26日、5月11日、6月14日、7月28日、8月30日、9月29日、10月18日、11月10日、12月19日、二千二十年1月19日 場所:クラフト工房ラマノ アーティスト:イガラシヤスアキ [板橋区立小茂根福祉園] 「お」ダンス オープンデー 日程:5月22日、6月19日、7月10日 場所:板橋区立小茂根福祉園 アーティスト:オオニシケンタロウ、ミヤタアツシ、イカワアカシ ターン・ランド イン こもねフェスタ 「こもねグッと」 日程:7月6日 場所:板橋区立小茂根福祉園 アーティスト:オオニシケンタロウ、ミヤタアツシ ターン・ランド イン こもねまつり 日程:11月9日 場所:板橋区立小茂根福祉園 アーティスト:オオニシケンタロウ、ミヤタアツシ こもね座「お」ダンス 「解放日」 日程:二千二十年2月12日 場所:板橋区立小茂根福祉園 アーティスト:オオニシケンタロウ、ミヤタアツシ ターン・ランド(たなし) 日程:4月から二千二十年3月 場所:国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 研究代表者: ヤスナガエリコ(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)、フカノユウヤ(東京大学大学院農学生命科学研究科助教) アーティスト:イワマサトシ 交流先施設:さくらのその、シューレ大学 ターン・フェス5関連企画「ひまわり迷路」 日程:8月8、9日 場所:国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 研究代表者: ヤスナガエリコ(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)、フカノユウヤ(東京大学大学院農学生命科学研究科助教) アーティスト:イワマサトシ 実施チーム:当機構の技術専門職員、ひまわり市民ボランティア、シューレ大学、さくらのその ────────────────────────── ターン・フェス5 ─ 「パスウェイズ 身のゆくみち」 日程:8月16から18、20日 会場:東京都美術館 ロビー階 第1と第2公募展示室 主催: 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、東京都美術館、 特定非営利活動法人アーツエンブレイス、 国立大学法人東京芸術大学 展示&ワークショップ アトリエ・エー イイヅカタカシ   イケダマサノリ《「働く」を写す《人+動/仕+事》》 イセカツヤ イワタトモ子《「意識の散歩」手に入れたくしゃくしゃの地図の上》 オトングラス、ファブビオトープ サイトウハルミチ 出張ターン・ランド 「板橋区立小茂根福祉園「『お』ダンス 「影の漂流地点にて」」、気まぐれ八百屋だんだん、クラフト工房ラマノ、ハーモニー ターン・イン・ハバナ活動紹介 ターン・イン・トゥクマン、ビエンナーレスール活動紹介 ターン・ラ・トラ活動紹介 東大生態調和農学機構  トミヅカエミ「ボァッとルーム「盲ろう文化でぼーっとボァッと光を抱く部屋」」 マキハラエリと東京ろう映画祭実行委員会  みらいげんご モリヤマカイジ、トミタリョウヘイ ロウジェリン《神様の庭》 ツアー&コミュニケーション オープニングツアー 8月16日 10:00から11:00 ナビゲーター:ライラ・カセム(ターンプロジェクトデザイナー) テーマ「パスウェイズ 身にゆくみち」に導かれ、アクセシビリティの視点と共に会場を巡りました。 「ももの会」と一緒にまわるお散歩見学ツアー 8月16日 13:00から13:45 ナビゲーター:イセカツヤ(アーティスト)、ももの会 「ももさんふれあいの家」の利用者やスタッフ、交流するいせかつやと、普段の交流の話を交えながらお散歩見学を行いました。 ターンから社会の面白さを探り、巡るツアー 8月16日 16:15から17:15 ナビゲーター:ジュリア・カセム(京都工芸繊維大学特命教授、ロンドン芸術大学客員教授) 様々な現場でインクルーシブデザインを実践してきたナビゲーターが、ターンに切り込み、社会的側面と関連性を読み解くツアーを開催しました。 一緒にみる、伝え合うツアー 8月17日 11:00から11:45 ナビゲーター:オカモリユウタ(聴覚に障害のあるファシリテーター) 聴覚障害を持つナビゲーターとその仲間と共に、筆談や絵、手話などで感じたことを伝え合いながら鑑賞しました。 ニンニンとまわる未来言語ツアー 8月17、18日 かく11:00から11:30、14:00から14:30 ナビゲーター:マツダタカヤ、タカハシコウスケ(未来言語メンバー) 五感を封じ、他者とボディシェアリングするロボット「ニンニン」と共に新しいモノの見方と知覚を発見する実験的鑑賞体験ツアー。 目が見えない人&耳が聞こえない人とみなさんがつくる共感ツアー 8月17日 12:00から13:00 ナビゲーター:セキバリオ(ダイアログ・イン・ザ・ダーク アテンド)、イシカワエリ(特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク事務局長) ナビゲーターと参加者と共に、見えない、聞こえないにかかわる様々な共感の可能性を広げるツアー。 会話によってみえてくる美術鑑賞会 8月17日 15:00から17:00 ナビゲーター:シラトリケンジ(全盲の美術鑑賞者) 目の見える人と見えない人が作品の前で語り合い、集まった人の感覚を頼りに、ひとりでは経験できない鑑賞時間が生まれました。 耳が聞こえない鑑賞人オガサワラシンヤが筆談でご案内 8月18日 11:30から12:15 ナビゲーター:オガサワラシンヤ(徳島県立近代美術館アートイベントサポーター) 筆談での会話と鑑賞をゆっくりと楽しみながら、会場を巡りました。 とびラーターンさんぽ 8月18日 16:15から17:00 ナビゲーター:アート・コミュニケータ「とびラー」 「とびラー」が選んだコースで、参加アーティストとの会話と共にそれぞれの楽しみ方を見つけました。 ベビーといっしょにミュージアム 8月20日 10:30から11:30、13:30から14:30 ナビゲーター:アート・コミュニケータ東京 赤ちゃんと一緒の家族が安心して美術館で過ごすためのプログラム。授乳室などの案内と併せて、対話をしながら作品の鑑賞を深めました。 「みかんの木」の子供たちと楽しい遠足ツアー! 8月20日 13:00から13:45 ナビゲーター:イマイサツキ(アーティスト)、みかんの木 放課後とうデイサービス「みかんの木」の子供たちと共に、会場を一緒に回りました。 トーク アンド レクチャー オープニングトーク 8月16日 11:00から11:45 モリツカサ(ターンプロジェクトディレクター)、ライラ・カセム(ターンプロジェクトデザイナー) テーマ「パスウェイズ 身のゆくみち」に込めた思いと、新たな「体感」と出会えるヒントを、プログラムと共に紹介しました。 イン・アクセシビリティ「世の中の排除から考え実現させるアクセシビリティ」 8月16日 14:00から15:30 ジュリア・カセム(京都工芸繊維大学特命教授、ロンドン芸術大学客員教授)、シオセタカユキ(京都大学総合博物館准教授)、タナカミユキ(キュレーター) 司会:ライラ・カセム(ターンプロジェクトデザイナー) 排除(エクスクルージョン)から見るインクルージョンの可能性について語りました。 アートとサッカーとターンの親和性 8月16日 16:00から17:30 アカオギトオル(アトリエ・エー主宰) ヒビノカツヒコ(ターン監修者) 司会:ハタマリア(アーツカウンシル東京) ダウン症の子供たちのサッカーチーム「エイブル・エフ・シー」の活動から、サッカーと創作の双方の視点から見えてくる可能性について語り合いました。 レクチャー:「わたしたち」の場所を考えるゼミ「イン・エクスクリュージョン」  8月17日 10:00から10:30 ナガツユウイチロウ(九州大学大学院芸術工学研究院助教) 芸術の場にいる一人ひとりの「わたしたち」のためのゼミを、3回に分けて実施。ゼミに込めた思いや、ベースとなる考え方について話しました。 ゼミ1「ことばをつくる」 8月17日 10:30から12:00 スズカケシン(歌人)、イヌドウカズトシ(映画監督) 司会:ナガツユウイチロウ(九州大学大学院芸術工学研究院助教) ことばを洗練させて表現していくなかで、多様な人たちがかかわることの意味や、そこからこぼれ落ちるものとどう向き合うか、考え話しました。 ゼミ2「ものをつくる」 8月17日 12:30から14:00 カネバコジュンイチ(神戸芸術工科大学助教)、シマカゲケイスケ(オトングラス代表) 司会:ナガツユウイチロウ(九州大学大学院芸術工学研究院助教) 何かを表現しようとしたときに生まれる「障害」を、技術を使って乗り越えようと試みたとき、乗り越えられるものと乗り越えられないものは何か。具体的な活動を通じて考えました。 ゼミ3「じぶんをつくる」 8月17日 15:00から 16:30 イリエアン(ミシュカの森主宰、上智大学グリーフケア研究所非常勤講師、世田谷区グリーフサポート検討委員) シンザワカツノリ(ハーモニー施設長) 司会:ナガツユウイチロウ(九州大学大学院芸術工学研究院助教) 様々な生きづらさに直面しながら表現に取り組むゲストと、自分を振り返るものとしての表現について考えました。 身体で遊び、表情とオドル 8月18日 14:30から15:30 サトウヒロミチ(たんぽぽの家アートセンターHANA職員)、ミズタアツキ(同センター所属アーティスト)、オオニシケンタロウ(アーティスト) 司会:ハタマリア(アーツカウンシル東京) 障害を持つ人とケアする人の境界を超えて生み出される場の可能性について語り合いました。 一人ひとりの自発的な学びを引き出す多彩なアプローチ 8月18日 15:30から17:00 コヤマダトオル(美術家、京都市立芸術大学教授)、オザワイブキ(児童精神科医、認定特定非営利活動法人ピーシーズ代表理事) 司会:モリツカサ(ターンプロジェクトディレクター) 異なる背景や体験を持つ子供たちが自発的な学びを引き出す多彩なアプローチと、そこに込められた思いを語り合いました。 未来の人たち 「二千二十九年の日本の教育と福祉」 8月20日 10:30から12:00 ナカハマタカユキ(介護福祉士、特定非営利活動法人ウブドベ理事)、プラディップ・タパ(ハーモニー・プリースクール・インターナショナル代表取締役、エベレスト・インターナショナル・スクール・ジャパン理事) 司会:ライラ・カセム(ターンプロジェクトデザイナー) 様々な社会的立場や人生背景のある人々が混ざり合う日本で、教育と福祉の現場における現状や、展望について語りました。 ターンとビエンナーレスール「人とみちの巡り会い」 8月20日 10:30から12:00 イワタトモ子(アーティスト)、ヌノシタショウゴ(工芸作家) 司会:ヒビノカツヒコ(ターン監修者) 国際南米現代芸術ビエンナーレ「ビエンナーレスール」に参加したアーティストによるトーク。 チューン(調律)を通してターンする 「エクアドルで見出した音楽と感性の変化」 8月20日 12:00から13:00 オノリュウイチ(音楽家) 聞き手:ハタマリア(アーツカウンシル東京) 二千十八年にエクアドルで展開した「ターン・ラ・トラ」に参加したアーティストが海外でターンした体感を語りました。 きょうだい児 「親でも友達でもない人たちがみる障害と社会と自分」 8月20日 13:00から14:30 タカハシリカ(せんだいメディアテーク職員)、フジキカズコ(弁護士)、イワナカカナコ(特定非営利活動法人アーツエンブレイス) 司会:ライラ・カセム(ターンプロジェクトデザイナー) 兄弟姉妹に障害を持つ人がいるきょうだい児。俯瞰的な立ち位置だからこそ見えてくる社会と自身に焦点をあてながら思考を深めました。 地球上のいろいろなところにあるターン 8月20日 15:30から17:00 海外で展開したターンの参加アーティスト ヒビノカツヒコ(ターン監修者) 二千十六年から様々な国で展開してきたターン。それぞれの地域や福祉施設などでの交流から見えてきた、日本との共通点や違いについて語りました。 ライブ&パフォーマンス オープニングナイト 8月16日 18:00から20:00 ラ・マーニャとユミ(ラテンミュージックバンド)、ユージン(ヒューマンビートボクサー)、マチーデフ(ラップクリエイター)、ラブ・エロ・ピース(パンクバンド) ダンサーやラッパー、パンクバンドなどが舞台を盛り上げ、初日の夜を彩りました。 ラ・マーニャとユミのサルサ・バー 8月17日 13:15から13:45、8月18日 16:00から16:30、8月20日 15:00から15:30 ラ・マーニャとユミ(ラテンミュージックバンド) ラテン音楽のミュージシャンのラ・マーニャとダンサー大久保由美による参加型ステージ。 ザのど自慢 イェス フューチャー 「性について語ろう」 8月17日 15:00から16:30 マダム ボンジュール・ジャンジ(ドラァグクィーン) ほか 多彩で豪華なゲストを出演者とコメンテーターに迎え、性(セクシュアリティ)について言葉にしたり、カラオケをしたり。一人ひとりの多様な性のありようを考えました。 ターンラップのど自慢 公開練習 8月18日 10:30から12:00 マチーデフ(ラップクリエイター) ほか 「ターンラップのど自慢」に向けて、参加者たちが本番と同じ環境で最終練習を行いました。 ターンラップのど自慢 8月18日 14:00から15:00 マチーデフ(ラップクリエイター) ほか 福祉施設の職員やメンバー(利用者)、運営スタッフによるラップのど自慢。オリジナル・ラップを披露しました。 シアター&プレイルーム 『あえかなる部屋 「ナイトウレイと、光たち」』 (二千十五年) 監督:ナカムラユウコ 8月16、18日 かく10:00から11:30 『TOTA』 (二千十二年)  監督:ヤハタアキ 8月16日 12:00から13:00、8月17日 10:00から11:00 『たき火』 (千九百七十二年)  監督:フカザワカツゾウ 8月16日 13:15から15:15、8月20日 10:00から12:00 『リッスン』 (2016年) 監督:マキハラエリ、ダケイ 8月16日 15:30から16:30、8月18日 12:00から13:00 『こんばんはニ』 (二千十八年)  監督:モリヤスユキ 8月16日 17:00から17:40、8月20日 12:15から12:50 『もうろうをいきる』 (二千十七年)  監督:ニシハラタカシ 8月17日 13:00から14:35、8月18日 15:30から17:05、8月20日 13:45から15:20 『つむぐもの』 (二千十六年)  監督:イヌドウカズトシ 8月17日 15:00から16:50、8月18日 13:15から15:05 上映会「ろう学生がつくる映画と表現」  8月20日 15:30から17:00 企画:マキハラエリと東京ろう映画祭実行委員会 会期中の4日間を通して映画制作に挑戦したろう学生による映像の上映会。 ※講師を交えたトークも開催(約1時間) 各エリアの催し イイヅカタカシ「映像ワークショップ」 8月16から18日、20日 、 かく11:00から13:00、15:00から17:00 ワークショップ前の「準備体操」 8月16から18日 各13:00から13:15 アトリエ・エー 「アトリエ・エー」のメンバーが在籍するサッカーチーム「エイブル・エフシー」の選手による準備体操。 出張ターン・ランド『「お』ダンス」 8月16から18日、20日、 かく13:00−14:00 身体の表情や行為を通してかけ合う二人の踊り手と、その周りから「お」のかけ声をかける「合いの手」が折り重なって生み出される「『お』ダンス」の場を、1日を通して開く展示形式のパフォーマンス。 ※パフォーマンス公演の前後は、公開でワークショップを行いました。 出張ターン・ランド『「超、幻想妄想かるた」かるた大会 8月16、20日 かく14:00から15:00 ワークショップ後の「発表会」 8月16から18日、 かく14:30から15:00 アトリエ・エー 「アトリエ・エー」のワークショップで描かれた作品のテーマやエピソード、自己紹介などの発表を行いました。 出張ターン・ランド「屋根の上でだんだんの未来を語る」 8月16、17、20日 かく15:00から16:00 (17日のみ16:45から17:15) 出張ターン・ランド「糸紡ぎワークショップ」   8月17、18日 かく10:30から12:00、14:30から16:00 イケダマサノリ かける カワセカズエ かける リサイクルせんびんセンターのみなさん × シューレ大学のみなさん トーク 8月18日 12:30から13:30  オトングラス、ファブビオトープ 8月16日 10:00から14:00 ファブビオトープ ケーススタディプレゼン 8月17日 14:30から16:00 当事者の家族の在り方 8月17日 16:00から17:00 これからのインクルーシブデザイン 8月18日 13:00から14:30 多様性と機械学習 8月18日 15:30から16:30 ファブビオトープ「プロセス検証」 8月20日 10:00から12:00 変わることを変えない 未来言語ワークショップ 8月16から18、20日 、 かく10:00から10:30、13:00から13:30、14:00から14:30、15:00から15:30、16:00から16:30、17:00から17:30、 (16、20日は11:00から11:30、16日は18:00から18:30、19:00から19:30も開催) ────────────────────────── ターン・ミーティング 第8回ターン・ミーティング 「未来を切りひらくコミュニケーションって!?」 日程:5月12日 13:30から15:30 場所:東京藝術大学 美術学部 中央棟1階 第1講義室 ゲスト:マツダタカヤ(ヘラルボニー代表取締役、未来言語共同代表)、カジタニシンジ(東京大学大学院総合文化研究科教授) コミュニケーションの可能性を妨げる固定観念や、理解し合えることの可能性など、未来の様々な対話を想像し、展望を語り合いました。 第9回ターン・ミーティング  「人が集まる空間ってどんな場所?」 日程:11月17日 13:30から15:30 場所:東京藝術大学 音楽学部 5号館1階 109 教室 ゲスト:アベリョウ(建築家、アベリョウアトリエ一級建築士事務所代表)、フジオカサトコ(福祉環境設計士、ReDo代表取締役、医療法人オレンジ理事、軽井沢町ほっちのロッヂ共同代表) 多彩な機能と人が出会う場では、どのような経験が生まれるのか。それぞれの空間で生じる新しい関係性や可能性、場を創造するために必要な考えや技術について語り合いました。 第10回ターン・ミーティング 「知らない境地を『面白がる』」 日程:2020年2月2日 13:30から16:30 場所:東京藝術大学 音楽学部 5号館1階 109 教室 ゲスト:スズキレイジ(生活介護事業所 カプカプ所長、演劇ライター)、ウエダカナヨ(詩人、特定非営利活動法人こえとことばとこころの部屋ココルーム代表) モデレーター: フジワラチカラ(批評家、「オランコソン」アーティスト) パフォーマンス: マダム ボンジュール・ジャンジ(ドラァグクィーン) 様々な人たちの「違い」を積極的に面白がることで、新しい価値観を広げているゲストのお話を伺い、「言葉」から見出す多様性や新しい境地との向き合い方について語り合いました。 ────────────────────────── サポーター事業 ターン・フェス5 説明会 日程:7月7日 場所:サンサンサンイチ アーツチヨダ アーツカウンシル東京 ルーム サンマルニ ターン・フェス5 勉強会 日程:7月19から21日 かく1回 場所:サンサンサンイチ アーツチヨダ アーツカウンシル東京 ルーム サンマルニ ターン・フェス5 オリエンテーション 日程:8月3、4日 かく2回 場所:サンサンサンイチ アーツチヨダ アーツカウンシル東京 ルーム サンマルニ ターン・フェス5 会場内覧 日程:8月15日 場所:東京都美術館 ────────────────────────── ※「海外展開」については48から50ページに記載。 (48から50ページ) 海外展開:二千十七から二千十九年度 (リードぶん) ターンの活動が、広い世界で響き合い、共に時間を紡ぐ。 (本文)     ターンは、様々な機関と連携し、国内のみならず海外の複数カ国での展開も実現してきました。二千十六年にブラジル、二千十七年にアルゼンチンとペルー、二千十八年にエクアドル、二千十九年に再びアルゼンチンのほか、キューバ、ポーランド、台湾とのかかわりのなかでプロジェクトを実施しました。参加アーティストが伝統的な技術や作法を携えて一定期間、福祉施設やコミュニティなどと交流し、その経験をもとに展示やワークショップ、パフォーマンスを各地で展開しました。  事業の初期においては、こうした幅広い海外展開は想定されていませんでした。二千十六年に「リオデジャネイロ 二千十六オリンピック・パラリンピック」に連動する形でターンを発信することを目指したのち、それらの活動に関心を持った海外のキュレーターや大学から招聘される形で、二千十七年より他国でも展開するようになりました。また、二千十七年度以降の海外展開の制作主体は、東京芸術大学が担う体制をとることで実現しました。  二千十七年と二千十九年に「ターン・イン・ビエンナーレスール」「ターン・イン・トゥクマン、ビエンナーレスール」の舞台となった、国際現代美術ビエンナーレ「ビエンナーレスール」は、現代美術と社会をつなげていくことを主眼のひとつとしています。国際的なネットワークの構築とともに、「多様性」をテーマに掲げるこのビエンナーレが推進しているのは、「多様性におけるそれぞれの特異性」を見出すことであり、一人ひとりの特性を学び合うターンの主眼とも重なりました。  その後も、海外からの要請によりターンの現場が増えていきます。ただそれは、ターンが新たな概念を持ち込んだというよりも、世界各地にターン的な考え方や活動がすでにあり、そうした人や場所との連携により、新たな場が発生したといえるでしょう。日本と同じく、様々な社会的な課題に直面している世界のコミュニティがあることに気づき、言語や国籍の違いにかかわらず、経験を共有できることを教えてくれたのが、ターンの海外展開でした。 (本文終わり) ────────────────────────── 二千十七年度 「ターン・イン・ビエンナーレスール」 (アルゼンチン、ペルー) 第1回国際現代美術ビエンナーレ「ビエンナーレスール」招聘。 主催:国立トレス・デ・フェブレロ大学─ビエンナーレスール 企画協力: 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、 協力: 国立大学法人東京芸術大学 「ターン交流プログラム実施」 日程:7月中旬から9月上旬 アルゼンチン・ブエノスアイレス開催 以下、 参加アーティスト かける 交流先 かける 伝統的な技術や作法 の順で記載しています。 アレハンドラ・ミスライ かける ブリンカール(自閉症児造形教室) かける 「ランダ(レース編み)」 イウミ・カタオカ かける アルンコ・インターナショナル財団(リハビリテーションセンター) かける 「絞り」 イワタトモ子 かける カミノス財団(知的障害者支援施設) かける 「おりかた」 セバスチャン・カマーチョ・ラミレス かける センテス1 (特別支援学校)かける 「チャキーラ(ビーズ織物)」 ナガオカダイスケ × センテス3 (特別支援学校)× 「和菓子」 展示、ワークショップ 日程:9月16日−10月29日 場所:国立トレス・デ・フェブレロ大学附属美術館 ペルー・リマ開催 以下、 参加アーティスト かける 交流先 かける 伝統的な技術や作法 の順で記載しています。 イガラシヤスアキ かける セリート・アスール(自閉症・知的障害者通所施設) かける 「藍染め、アンデスの織物」 ヘンリー・オルティス・タピア かける レプブリカ・デ・ニカラグア小学校千二十七 かける 「シクラ(かぎ針編みの袋)」 展示、ワークショップ 日程:9月25日から10月29日 場所:ペルー国立高等芸術学校文化センター ────────────────────────── 二千十八年度 「ターン・ラ・トラ」 (エクアドル) 主催: エクアドル中央大学、 国立大学法人東京芸術大学、 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、 特定非営利活動法人アーツ・エンブレイス 「ターン交流プログラム実施」 日程:5月30日から6月30日 以下、 参加アーティスト かける 伝統的な技術や作法 の順で記載しています。 また、各アーティストは、複数の場所で交流しました。 オオニシケンタロウ かける 「シッチョイサ(伝統的な盆踊り)」 オノリュウイチ かける 「「もののね」(古来日本の音楽観に基づく音)」 協力:セザール・ポルティヤ、ダイアナ・ボルハ 交流先: エクアドル中央大学、 カサ・デ・ラス・バンダス(音楽普及施設)、 カサ・ソモス(コミュニティセンター) パフォーマンス 日程:7月7日 場所: エクアドル中央大学、 カサ・デ・ラス・バンダス、 カサ・ソモス、ラ・トラ地区  ほか ────────────────────────── 二千十九年度 「ターン・イン・ハバナ」 (キューバ) 第13回ハバナ・ビエンナーレより招聘。 主催: 国立大学法人東京芸術大学、 東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、 特定非営利活動法人 アーツ・エンブレイス 共催: ヴィフレド・ラム現代美術センター (ハバナ・ビエンナーレ事務局) 「ターン交流プログラム実施」 日程:2019年3月11日から4月5日 以下、 参加アーティスト かける 伝統的な技術や作法 の順で記載しています。 また、各アーティストは、複数の場所で交流しました。 トクモトモエコ、ヨアン・カラッタラ・コラーレス × 「鯉のぼり、パパロテ(凧)」 ナカムラナオコ、ルース・マリエット・トゥルエバ かける 「しめなわ、ヤレイ(帽子の素材となる植物と編み方)」 アート・コミュニケータ:マツハシカズヤ 交流先: サンイグナシオ・レジデンシー(高齢者施設)、 ベレン・コンベント(高齢者施設)、 アンヘラ・ランダ小学校 展示、ワークショップ 日程:4月12日から5月12日 場所: サンイグナシオ・レジデンシー、 アンヘラ・ランダ小学校、 ビエハ広場 「ターン・イン・トゥクマン、ビエンナーレスール」 (アルゼンチン) 第2回国際現代美術ビエンナーレ「BIENALSUR」に招聘。 主催: 国立大学法人東京芸術大学、 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、 特定非営利活動法人アーツ・エンブレイス 共催:トレス・デ・フェブレロ大学 (ビエンナーレ・スール事務局) 「ターン交流プログラム実施」 日程:6月3から21日 以下、 参加アーティスト かける 交流先 かける 伝統的な技術や作法 の順で記載しています。 ソネマイ かける スクール二百十三(学童から青年期学校) かける 「さきおり」 ヌノシタショウゴ かける スクール二百十七(学童から青年期学校)かける  「陶芸・土への所作」 コーディネーター:アレハンドラ・ミスライ 展示 日程:6月29日から8月18日 場所:ティモテオ・ナバロ州立美術館 展示、ワークショップ 日程:8月25から31日 場所:キルメス遺跡博物館 「ターン・イン・ポーランド」 (ポーランド) 主催: 国立大学法人東京芸術大学、 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、 特定非営利活動法人 アーツ・エンブレイス 共催:ヴロツワフ美術大学 「ターン交流プログラム実施」 日程:6月24日から7月10日 以下、 参加アーティスト かける 伝統的な技術や作法 の順で記載しています。 タカオカタロウ かける 「陶芸技術」 ダニエラ・タゴフスカ かける 「ヴィチナンキ・ウォヴィチ(切り絵)」 プシャメック・ピンタル かける 「日本の絵馬としめ縄」 ホユン かける 「和紙、韓紙」 交流先: トゥ・ラゼム協会、 ヴロツワフ・シニア・センター、 ポポビツチェ・シニア・クラブ、 ヴロツワフ大学サードエイジ大学  (すべて高齢者支援活動) 交流会場:ヴロツワフ美術大学 展示、ワークショップ 日程:7月12から26日 場所:ヴロツワフ美術大学附属ネオン・ギャラリー 「ターン・イン・タイワン」 (シンポジウム形式公開ミーティング) 主催: 国立大学法人東京芸術大学、 財団法人国家文化芸術基金会、 財団法人文化台湾基金会、 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、 特定非営利活動法人アーツ・エンブレイス 協力:台北当代芸術館 MOCA Taipei 日程:12月7日 14:00から18:00 場所:東京芸術大学 美術学部 中央棟1階 第1講義室 参加者: ワンシュウ(台湾文化センター長)、サワカズキ(東京芸術大学長)、ヒビノカツヒコ(東京芸術大学美術学部長)、パンシャオシュエ(国立東華大学教授)、スミドゥンギ(アーティスト)、ワンリーズ(アーティスト)、チェンシュウエン(アーティスト)、サプド・カカー(アーティスト)、イシツカヨシヒロ(アーティスト)、エンドウフミカ(アーティスト)、シマズリナ(アーティスト)、スワベサワコ(アーティスト) (51から54ページ) 写真ページ (55から61ページ) 二千二十年度 [二千二十年4月から二千二十一年3月] (リードぶん) 前年度末からはじまったコロナ禍。対面の交流のみならず、これまでにない新しい交流の形を模索する。     (本文) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、二千二十年6月、東京都美術館をはじめとする複数会場で開催を予定していた「ターン・フェス二千二十」を中止しました。  一方で、「ターン交流プログラム」や「ターン・ランド」については、遠隔でも可能な交流の形を模索しました。たとえば音楽家のイカワアカシと「アプローズ南青山」による「ターン交流プログラム」では、音楽とフラワーアレンジメントの技術を融合して交流を重ねました。ほかにも手紙やビデオ通話アプリを用いたやりとりを行うなど、直接会うことが難しい状況下での交流に取り組みました。 「ターン・ランド」においても、オンラインでの開催や活動が主になりました。準備に時間を要したり、慣れない作業に戸惑ったりすることもありましたが、アーティスト、施設、スタッフが協力して工夫と対話を重ねた一年となりました。 「ターン・ミーティング」においても、オンライン生配信を実施。様々な人が参加できるよう、リアルタイムで字幕を表示するユー・ディー・トーク「字幕」や、音声ガイドの導入とともに、ろう者による「手話ナビゲーター」と「フィーダー「手話ナビゲーターに情報を伝える人」」とが連携した手話通訳を実施しました。  さらに、多彩なリサーチテーマをもとにした「ターン・ラボ」が始動。アーティスト、建築家、ユーザー・インターフェース・デザイナー、視覚障害者や盲ろう者の教育に携わる専門家、哲学の専門家など、多ジャンルの人たちが集いました。つき1回、オンラインで顔を合わせ、それぞれが設定したテーマをもとに、様々な知覚の世界観や、多様な人々との共生の方法などについて議論と考察を重ねました。  また、ターン・サポーターを対象にした「サポーター勉強会」もオンラインで実施。外部の美術館の学芸員や振付家、施設職員などをゲストに迎え、コロナ禍の状況を踏まえながら、ターンの活動をサポートするための知識や技術に加え、より包括的なアクセシビリティについて学ぶ場を開きました。  そして、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により日々変化していく社会を捉えるメディアとして、『ターン・ジャーナル』の装いを一新。タブロイド仕様で夏・秋・冬・春と定期的に発行しました。ターンにまつわるその時々の声や状況を発信するとともに、社会情勢や課題と向き合いながら、各号ごとに異なるテーマを設定しました。 (本文終わり) ────────────────────────── ターン交流プログラム ※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、プログラムの一部を中止しました。 イイヅカタカシ かける 大田区立障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ イカワアカシ かける アプローズ南青山 イセカツヤ かける モモサンふれあいの家 イワタトモ子 かける ハーモニー・プリスクール・インターナショナル ナガオカダイスケ かける 「はぁとぴあ原宿」 パポとユミ かける かみまち工房 マチーデフ かける 福祉ホームさくらんぼ マツモトチカラ かける ティーディーユー テキセン大学 マルヤマスナオ かける エベレスト・インターナショナル・スクール・ジャパン ────────────────────────── ターン・ランド ※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、プログラムの一部を中止しました。 [気まぐれ八百屋だんだん] おとな図鑑番外編「夏の旅先おとな図鑑」 日程:8月13日 実施方法:オンライン参加 アーティスト:ノグチタッペイ ゲスト:ユキハシトモヒコ「旅する服屋さん「メイドイン」主宰」 第1回まちにでるんば 日程:9月20日 実施方法:オンライン参加 アーティスト:ノグチタッペイ 記録のための勉強会「いなかった人に伝えるんば」 日程:9月27日 実施方法:オンライン参加 講師:スズキケンタ(デザイナー、演出家) まちにでるんばにアイデアをのせるんば 日程:二千二十一年2月13日 実施方法:オンライン参加 アーティスト:ノグチタッペイ 第6回おとな図鑑 日程:二千二十一年2月28日 実施方法:オンライン参加 アーティスト:ノグチタッペイ ゲスト:ササキノノカ(文筆家) [ハーモニー] ─ お金をとらない喫茶展3 「イン・マイ・ブレイン」 日程:二千二十一年2月27日 実施方法:オンライン参加 アーティスト:フカザワタカフミ、ナカガワエリ ゲスト:テンギョウ・クラ(ヴァガボンド)、イシヅカユミコ(歌い手、ボイストレーナー、エムシー)、サクライフミヤ(写真家)、シマダカズヒロ(ハーモニーサポートスタッフ) [クラフト工房ラマノ] テレ手のプロジェクト二千二十 ボリューム1から4と6 「綿花から糸へ..」 日程:5月16日、6月28日、8月15日、11月8日、二千二十一年3月14日 実施方法:オンライン参加 アドバイザー:トミザワタクヤ(トウキョウ・コットン・ビレッジ代表) 手のプロジェクト二千二十 ボリューム5 「綿花から糸へ..」 日程:12月12日 場所:クラフト工房ラマノ アドバイザー:トミザワタクヤ(トウキョウ・コットン・ビレッジ代表) ラマノの勉強会「記録と広報を考える」 日程:二千二十一年2月16日 実施方法:オンライン参加 講師:タナカカズエ(きてん企画室代表)、カトウハジメ(写真家) [板橋区立小茂根福祉園] リモート文通式劇場 ─こもね座「4コマバイオーム」 日程:二千二十一年1月20日 実施方法:オンライン参加 アーティスト:オオニシケンタロウ、ミヤタアツシ ターン・ランド(田無) 日程:4月から二千二十一年3月 場所:国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 研究代表者: ヤスナガエリコ(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)、 フカノユウヤ(東京大学大学院農学生命科学研究科助教) アーティスト:イワマサトシ 交流先施設:さくらのその、ティーディーユー テキセン大学 ────────────────────────── ターン・ミーティング 第11回ターン・ミーティング 「出会い方とコミュニケーションのいろいろ 「様々な手法やツールを通じて考える」」 日程: 9月19日 14:00から15:30 実施方法:オンラインなま配信 ゲスト:モリアツシ(筑波技術大学総務課広報・情報化推進係) パフォーマー:マダム ボンジュール・ジャンジ(ドラァグクイーン) 初のオンライン開催。ゲストに盲ろう者の意思疎通の方法とアイ・シー・ティー「通信技術を活用したコミュニケーション技術」を用いた支援についての研究者を迎え、コミュニケーションの方法と、人と人の関係性や可能性について語り合いました。 第12回ターンミーティング  「『ろう文化』ってなんだろう  「『手』で会話する?」」 日程:11月29日 17:30から19:00 実施方法:オンラインなま配信 ゲスト:タカシマユミコ(手話通訳士)、モンキータカノ(手話フレンズ代表)、ナスヒデアキ(俳優、手話ニュースキャスター) パフォーマー:マチーデフ(ラップクリエイター) 「ろう文化」をキーワードにトークを展開。手話の表現の魅力や、ろう者と聴者のコミュニケーションの違いについて思考を深めました。 第13回ターンミーティング  「きく・ふれる・そうぞうする 「身体感覚を通してとらえる世界」」 日程:二千二十一年3月6日 15:00から16:30 実施方法:オンラインなま配信 ゲスト:コマザキヒロユキ(「埼玉ティー・ウィングス」、日本ブラインドサッカー協会所属)、トリイケント(「フリー・バード・メジロダイ」、参天製薬企画本部シー・エス・アール室所属) ブラインドサッカー選手として活躍するゲストの空間把握の仕方や身体感覚について話を聞き、スポーツとアートに共通する「想像する力」について意見を交わしました。 ────────────────────────── ターンラボ 第1から9回 ターンラボ研究会 日程:7月27日、8月21日、9月28日、10月19日、11月19日、12月14日、2021年1月28日、2月15日、3月22日 実施方法:オンライン リサーチャー:サトウシンヤ(建築家、日本大学理工学部建築学科教授)、シマカゲケイスケ(オトングラス代表取締役)、トミヅカエミ(アーティスト)、ハシモトリョウ(ユビトン・メンバー)、ホンダタツヤ(オンテナ・プロジェクトリーダー、富士通)、ヤマツタエイタロウ(ユビトン・メンバー) アドバイザー:カジタニケンジ(哲学者、東京大学大学院総合文化研究科教授)、ミシナサトコ(宮城教育大学教育学部准教授) ────────────────────────── サポーター事業 サポーター勉強会 第1回ターン・サポーター勉強会 テーマ:「ターンを知る」 日程:8月28日 講師:ヒビノカツヒコ(ターン監修者) 第2回ターン・サポーター勉強会 テーマ:「想像力を携えて他者と出会う」 日程:9月12日 講師:ジャレオ・オサム(振付家、ダンサー) 第3回ターン・サポーター勉強会 テーマ:「つながりのつくり方 「どう魅力を伝えるか」」 日程:10月26日 講師:オカベカネヨシ(はじまりの美術館館長) オオマサアイ(はじまりの美術館学芸員) 第4回ターン・サポーター勉強会 テーマ:「やわらかなアクセシビリティ 「やわらかな ややわらやかな わやらかな コミュニケーションのはじまり」」 日程:11月22日 講師:ササ・マリー(詩人、サインポエット) 第5回ターン・サポーター勉強会 テーマ:「現場からみるターン」 日程:12月18日 講師:シンザワカツノリ(ハーモニー施設長)、コンドウヒロコ(気まぐれ八百屋だんだん店主) ターン・サポーター振り返り会 テーマ:「ターンサポーター・プログラム 振り返り会」 日程:二千二十一年3月20日 進行:ライラ・カセム(ターン・プロジェクトデザイナー)、 イワナカカナコ、アモウエリコ(特定非営利活動法人アーツ・エンブレイス) ────────────────────────── ※「海外展開」については、62から63ページに記載。 二千二十一年度 [二千二十一年4月から二千二十二年3月] (リードぶん) コロナ禍の制約のなかでも、工夫を凝らして交流を継続。 人と人との多様なつながりの可能性を具体化する。      (本文) 延期になっていた「東京二千二十オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催に合わせて、「ターン・フェス」の開催を決定しました。その内容は例年と異なり、美術館で開催する「ターン・フェス6:東京都美術館」、特設ウェブサイトを会場とする「ターン・フェス6:オンラインプログラム」を企画し、「ターン茶会」を加え、3つのプログラムを合わせて「ターン・フェス2021」と総称することにしました。 「ターン・フェス6:東京都美術館」は例年の「ターン・フェス」に位置づけられるもので、「ターン交流プログラム」や「ターン・ランド」の活動を紹介する展示のほか、様々な知覚を用いた会場の楽しみ方を案内する「アクセシビリティ・カウンター」を設置。二千二十年度に刊行した『ターン・ジャーナル』や、アーティストや各方面の専門家たちと実施した「ターン・ラボ」から生まれた、新しい交流へのアプローチを発表しました。また、二千十五年からターンの現場に密着して撮影を続けていた、らくだスタジオのタムラヒロシによるドキュメンタリー映像『ターンズ 二千十六から二千二十一』も上映しました。  「ターンフェス6:オンラインプログラム」では、「ターンフェス二千二十一特設ウェブサイト」を開設し、ワークショップや活動のプロセスに触れる写真や映像の掲載など、様々な表現やアーティストと出会うプラットフォームを展開。約1カ月半の間に、26のコンテンツを公開しました。  また国立新美術館で開催した「ターン茶会」は、「地球、人をアートで問う」をテーマに、気持ちを交わし合う機能を持った空間を茶室に見立てて、お茶の時間を過ごす代わりに、互いに手を動かしながら何かをつくったり、イメージしたりする時間を過ごす場を創出しました(詳細は、63ページに記載)。 「ターン交流プログラム」や「ターン・ランド」においても、緊急事態宣言下にあった4から9月は、前年度に引き続きオンラインを中心とした交流を行い、離れているからこそ実現できるプロセスと成果を実感する年になりました。 「ターン・ミーティング」では、前年度に引き続き、アクセシビリティに工夫を凝らし、オンラインで配信。「第14回ターン・ミーティング」では、前年度の「オンライン・ターン・ミーティング」のアクセシビリティを振り返り、チームとして活動していた手話通訳者をゲストに迎えて議論しました。最終回となる「第15回ターン・ミーティング」は、ターンプロジェクトメンバーをゲストに、関係者が会場で再会する場を創出するとともに、その様子を記録しました。そして、手話通訳、音声ガイド、ユー・ディートーク「字幕」などを別途収録して配信する、情報保障に取り組みました。 (本文終わり) ────────────────────────── ターン交流プログラム イイヅカタカシ かける  大田区立障がい者総合サポートセンター さぽーとぴあ イセカツヤ かける ももさんふれあいの家 イワタトモコ かける ハーモニー・プリスクール・インターナショナル ナガオカダイスケ かける 「はぁとぴあ原宿」 パポとユミ かける かみまち工房 マチーデフ かける 福祉ホームさくらんぼ マツモトチカラ かける ティーディーユー テキセン大学 マルヤマスナオ かける エベレスト・インターナショナル・スクール・ジャパン ────────────────────────── ターン・ランド [気まぐれ八百屋だんだん] 「クイズ! つつむんば 「「ひらく」ための「つつむ」ってなーんだ?」 日程:11月13日 実施方法:オンライン参加 アーティスト:ノグチタッペイ [ハーモニー] 新しい生活様式を送る私たちの実感と人力のスライドショー 日程:11月28日 実施方法:オンライン参加 アーティスト:アサダワタル(文化活動家) [クラフト工房La Mano ] テレ手のプロジェクト二千二十一 ボリューム1から3 「綿花から糸へ.. 」 日程:5月15日、9月4日、10月23日 実施方法:オンライン参加 アドバイザー:トミザワタクヤ(トウキョウ・コットン・ヴィレッジ代表) 手のプロジェクト二千二十一 ボリューム4 「綿花から糸へ.. 」 日程:12月18日 場所:クラフト工房ラマノ アドバイザー:トミザワタクヤ(トウキョウ・コットン・ヴィレッジ代表) [板橋区立小茂根福祉園] 四コマ漫画文通式劇場 こもね座「電光!!ギガマスバイオーム」 日程:12月8日 実施方法:オンライン参加 アーティスト:オオニシケンタロウ、ミヤタアツシ ────────────────────────── ターンフェス6 「出会いが広がる」 ターンフェス6:東京都美術館 日程:8月17から19日 場所:東京都美術館 ロビー階 第1と2公募展示室、講堂 主催: 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、東京都美術館、 特定非営利活動法人アーツ・エンブレイス、 国立大学法人東京芸術大学 共催: 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 展示 アイムヒア プロジェクト|ワタナベアツシ「同じ月を見た日」 イガラシヤスアキ かける クラフト工房ラマノ「手とその人 「自分と社会を手でつなぐ32人のかたち」」 イカワアカシ「ターン・ノーツ」 イセカツヤ「ももさんふれあいの家との交流記録」 イワタトモ子「遠くの地面を歩く」 オオニシケンタロウ「こもね座特別企画『コレダ・レーダ』」 「ターン交流プログラム 活動紹介」イカワアカシ かける アプローズ南青山 「ターン交流プログラム 活動紹介」マチーデフ かける 福祉ホームさくらんぼ ターンラボ(トミヅカエミ、サトウシンヤ、ホンダタツヤ、ハシモトリョウ、シマカゲケイスケ、カジタニシンジ、ミシナサトコ)「このオペラは見えない。それは釣りをする時、魚がいても見えないのと同じ。このオペラは聞こえない。それは朝日が昇る時、地鳴りがしないのと同じ。ようこそ、これからのオペラハウスへ。大海を舞う魚のように、私たちを繋ぐ太陽のように、当たり前の日々を奏で続ける。」 「ターン・ランド活動紹介」板橋区立小茂根福祉園 /アーティスト:オオニシケンタロウ、ミヤタアツシ 「ターン・ランド活動紹介」気まぐれ八百屋だんだんとノグチタッペイ「だんだんひらき、だんだんつつみ」 「ターン・ランド活動紹介」ハーモニー /アーティスト:フカザワタカフミ、ナカガワエリ 「ターン・ランド活動紹介」東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構(東大生態調和農学機構)とイワマサトシ ナガオカダイスケ「バンド工房」 二千二十年 コロナ禍の『ターン・ジャーナル』 パーク「こんな状況を逆⼿にとって、ターンフェスを楽しもう!」 マルヤマスナオ「エベレスト・インターナショナル・スクール・ジャパンとの旅」 ヤマモトチアキ「かたちのない手ざわり/接地面をなぞる」 「ターンの記録写真」撮影・選定:トミタリョウヘイ ツアー、参加型プログラム アクセシビリティ・カウンター 相談員:オガサワラシンヤ、キノシタトモタケ、セキバリオ、セトグチユウコ、ダンコタロウ、ミヅキメグミ かける スズキダイスケ 8月17から19日 各9:30から17:30 視覚や聴覚などに障害のある来場者一人ひとりに合わせて鑑賞方法や参加の仕方を提案しました。 「うちわ デ “ドン!”」 ナビゲーター:パーク 8月17から19日 かく11:00から12:00 声を出さずに、コミュニケーションを取りながら展⽰を楽しむツアー。作品の印象を、うちわに描かれた図で示しながら、参加者やスタッフ間で共有し合いました。 「とびらプロジェクト「出会いが広がる探検ターン!」」 8月17から19日 かく14:00から15:30、 (17日は15:00から16:30) アート・コミュニケータ「とびラー」と一緒に、ターン・フェス6で発見した気づきや感想を共有し合う参加型プログラム。 上映作品 『ファザー 二千十八 11から12』 (制作2020年)  監督:カナガワシンゴ 8月17日 15:30から16:30 『ファザー 二千十一から二千十三』 (制作二千十九年)  監督:カナガワシンゴ 8月18日 11:50から12:28 『ターンズ 二千十六から二千二十一』 (制作二千二十一年) 監督:らくだスタジオのタムラヒロシ 8月18日 14:45から16:30、 8月19日 12:45から14:30(19日は、音声ガイド付き上映) 6年にわたり蓄積されたターンの記録映像をもとに制作されたドキュメンタリー映画。アーティスト、福祉施設の利用者やスタッフに生まれたターンの軌跡を映し出します。 『愛と法』 (二千十七年)  監督:トダヒカル 8月19日 10:15から 『うたのはじまり「絵字幕版」』 (二千二十年) 監督:カワイヒロキ  出演:サイトウハルミチ ほか 8月19日 15:20から16:46 『ダンシングホームレス』 (二千十九年) 監督、撮影:ミウラワタル  出演:新人エイチ・ソケリッサ! 8月17日 12:45から14:24 『アイ・コンタクト ─もう1つのなでしこジャパン ろう者女子サッカー─』 (二千十年)  監督:ナカムラカズヒコ 8月17日 10:15から11:43 『世界を自分に取り戻せ』 (二千二十一年) 作画:ティーディーユー テキセン大学  編集:マツモトチカラ 8月18日 13:30から13:37 「ターン交流プログラム」を通して生まれたアニメーション。「記憶の風景」をテーマに、不登校やひきこもりなどを経験している、していた学生と共に制作されました。 ─ ターンフェス6:オンラインプログラム 日程:7 月 19 日から9 月 5 日 場所:ターンフェス 二千二十一 特設ウェブサイト 主催: 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、東京都美術館、 特定非営利活動法人アーツ・エンブレイス、 国立大学法人東京芸術大学 共催:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 プログラム 「同じ月を見た日」アイムヒア プロジェクト|ワタナベアツシ 「吃音 ザ・マイク・プロジェクト」マチーデフ 「空白へとむかうみち[前編][後編]」ヤマモトチアキ 「世界を自分に取り戻せ」マツモトチカラ かける ティーディーユー テキセン大学  ターン・インタビュー「マイ・ターン、ユア・ターン」 ターン映像アーカイブ「ターン・フェス」「ターン・イン・ビエンナーレスール」「ターン・イン・ブラジル」 ターン映像アーカイブ「モリヤマカイジの身体表現を介した交流の記録」 撮影、編集:トミタリョウヘイ 交流先:かなまち学園、クラフト工房ラマノ、クリエイティブサポートレッツ、ここね篠崎、こころみ学園、みずのき、リサイクルせんびんセンター 『ターンズ 二千十六から二千二十一』 (公開二千二十一年) 監督:タムラヒロシ 「ターン・チューンズ」[全5回]パーソナリティ:イナツグミホ 「ターン・ティービー」[全5回]パーソナリティ:ライラ・カセム 『ターン・ノーツ』イカワアカシ 「『ターン・ノーツ』(二千十六から二千二十)リーディング」[全5回]サキサカクジラとカニエ・ナハ 対談:ワタナベアツシ かける サイトウタマキ 「手とその人 「自分と社会を手でつなぐ32人のかたち」」イガラシヤスアキ かける クラフト工房ラマノ 「まじむらにゃんべえの世界」イイヅカタカシ ※参加アーティストの多くが、「ターンフェス6:東京都美術館」とは異なる独自のオンラインプログラムを発表、配信しました。 ワークショップ、参加型プログラム ナガオカダイスケ「バンド工房」オンラインワークショップ 日程:7月30日、8月6日 かく13:30から14:30 パポとユミ かける かみまち工房「かみまちサルサ」 オンライン参加イベント「みんなのサルサ」 日程:8月27日 14:20から15:00 ────────────────────────── ターン・ミーティング 第14回ターン・ミーティング 「コミュニケーションの難しさ」 日程:8月17日 16:30から20:30 実施方法:オンライン生配信 出演者:アヤヤサツキ(東京大学先端科学技術研究センター特任講師、自閉スペクトラム当事者)、イシカワエリ(特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク事務局長、ダイアログ・イン・サイレンス アテンド)、サザワシズエ(特定非営利活動法人しゅわえもん、立教大学日本手話兼任講師)、セトグチユウコ(手話通訳士、アート・コミュニケータ)、オギウエチキ(評論家、ラジオパーソナリティ)、ヒビノカツヒコ(ターン監修者)、モリツカサ(ターンプロジェクトディレクター)、ハタマリア(アーツカウンシル東京) 二千二十年度の「オンライン・ターン・ミーティング」の取り組みを振り返りながら、コミュニケーションの多様な形とその難しさについてゲストと共に考えました。 第15回ターンミーティング 「ターンの今とこれから」 日程:12月13日 13:30から16:00 場所:東京都美術館 講堂 登壇者:ナガオカダイスケ(アーティスト)、タカダノリコ(板橋区立小茂根福祉園職員)、マルヤマスナオ(アーティスト)、コンドウヒロコ(気まぐれ八百屋だんだん店主)、イセカツヤ(アーティスト)、シンザワカツノリ(ハーモニー施設長)、ヒビノカツヒコ(ターン監修者)、モリツカサ(ターンプロジェクトディレクター)、ハタマリア(アーツカウンシル東京)、イワナカカナコ(特定非営利活動法人アーツエンブレイス) パフォーマンス:イカワアカシ(音楽家)、タナカシュンタロウ(バリトン)、ワタナベサトミ(声楽家) ターン参加アーティストや福祉施設などの団体スタッフと共に、活動を通して得た気づきや、今後引き継がれていくものについて語り合いました。 ────────────────────────── ターンラボ 日程:4から8月   参加者:カジタニシンジ(哲学者、東京大学大学院総合文化研究科教授)、サトウシンヤ(建築家、日本大学理工学部建築学科教授)、シマカゲケイスケ(オトングラス代表取締役)、トミヅカエミ(アーティスト)、ハシモトリョウ(ユビトン・メンバー)、ホンダタツヤ(オンテナ・プロジェクトリーダー、富士通)、ミシナサトコ(宮城教育大学教育学部准教授) 「ターンラボ」の活動を通して生まれた作品を「ターンフェス6:東京都美術館」にて発表しました。 ────────────────────────── サポーター事業 ターン・フェス6 オリエンテーション 日程:8月9日 実施方法:オンライン参加 ※「海外展開」については、62から63ページに記載。 (62から63ページ) 海外展開:二千二十から二千二十一年度 (リードぶん) 渡航が困難な状況で、世界とつながり続けた2年間。     (本文) 台湾での展開に先立ち、二千十九年12月にシンポジウム形式の公開ミーティングを東京芸術大学で行った矢先、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、海外展開の進行が難しくなります。その他の国で展開する可能性もあったものの、現地での開催はすべて中止となりました。  そこで、二千二十年夏に東京芸術大学が主体となり開催したのが「ターン・オン・ジ・アース「わたしはちきゅうのこだま」」展です。多彩な地域と人と共に巡り会いながら展開してきた、海外での活動を紹介する展覧会を東京で実施しました。世界6カ国「ブラジル、アルゼンチン、ペルー、エクアドル、キューバ、ポーランド)でのプロジェクトを紹介し、各国で表現を行ってきた10組のアーティストによる作品を展示しました。さらに巡回展として、香川県にて「ターン・オン・ジ・アース「わたしはちきゅうのこだま」 善通寺展」を開催しました。4名のアーティストがそれぞれの作品テーマをベースに、オンライン参加プログラムを展開し、香川県民を中⼼とした一般参加者とのワークショップを通して生まれた作品を披露しました。また、会場となる国指定重要文化財「旧善通寺かいこうしゃ」の三次元空間をインターネット上に公開し、展覧会場と連動させたバーチャル展覧会も公開しました。  コロナ禍においても海外とのつながりを継続し、それぞれの場所でできることを考慮しながら生まれたのが、二千二十一年夏に国立新美術館で開催した「ターン茶会」でした。大空間の展示室に、竹で組んだ12の茶室を設置。「ワークショップ茶室」と称する11の茶室では、海外で行ってきたターンの活動をもとに制作された作品の展示とワークショップを展開しました。また、「国際交流オンライン茶室」と称した中央の茶室では、海外でのターンの活動の推進者や海外の芸術大学などの関係者たちと、東京芸術大学の教員がオンラインでつながり、ファシリテーターを務めた日比野克彦と共に意見交換を行いました。  二千十六年からはじまったターンの海外展開は、現地展覧会を終えた後も、日本のアーティストと現地の福祉施設のスタッフ、アーティスト、大学関係者などとのやりとりは続き、関係は紡がれてきています。こうした細やかな交流を通じて、再び連携していこうという気運は現在でも続いています。 (本文終わり) 二千二十年度 「ターン・オン・ジ・アース「わたしはちきゅうのこだま」」 主催: 国立大学法人東京芸術大学、 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、 特定非営利活動法人アーツ・エンブレイス 協力: 国立トレス・デ・フェブレロ大学、 エクアドル中央大学、 ヴィフレド・ラム現代美術センター「ハバナ・ビエンナーレ事務局」、 ヴロツワフ美術大学、 財団法人国家文化芸術基金会、 財団法人文化台湾基金会、 タイペイトウダイゲイジュツカン 参加アーティスト: イガラシヤスアキ、イワタトモコ、オオニシケンタロウ、オノリュウイチ、ソネマイ、タカオカタロウ、タキグチサチエ、トクモトモエコ、ナガオカダイスケ、ナカムラナオコ、ヌノシタショウゴ、ホユン、マツハシカズヤ オンラインワークショップ 日程:6月25日から9月6日 トーク オンライン交流「こだまの会」 日程:8月31日 9:00から12:30 展覧会 日程:7月23日から9月6日 (7月27日、8月3、11、17、24、31日は休み) 場所:東京芸術大学大学美術館 本館 展示室3と4 「ターン・オン・ジ・アース「わたしはちきゅうのこだま」 善通寺展」 主催: 香川県、 香川大学創造工学部、 国立大学法人東京芸術大学、 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、 特定非営利活動法人アーツ・エンブレイス 協力: 善通寺市、 そうほんざん善通寺、 香川県立善通寺第一高等学校 参加アーティスト: イガラシヤスアキ、 イワタトモコ、 ソネマイ、 ヌノシタショウゴ オンラインワークショップ 日程:12月25日から二千二十一年2月7日 展覧会「会場展示」 日程:2021年2月21日から3月7日 場所:旧善通寺かいこうしゃ 展覧会「さんじげんバーチャル展示) 日程:二千二十一年2月5日−3月31日 場所:ウェブサイト  講演会 対象:善通寺市立善通寺東中学校及び善通寺市立善通寺西中学校の生徒 実施方法:講演を収録したDVDを配布 二千二十一年度 「ターン茶会」 「地球・人をアートで問う」 日程:7月23日から8月9日 (7月27日、8月3日は休み) 場所:国立新美術館 企画展示室2E 主催: 国立大学法人東京芸術大学、 国立新美術館、 東京都、 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、 特定非営利活動法人アーツ・ブレイス 共催:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 協力:ウィーン応用芸術大学、ヴロツワフ美術大学、エクアドル中央大学、国立シラパコーン大学、国立トゥクマン大学、国立トレス・デ・フェブレロ大学、コロンビア大学、西安美術学院、チューリヒ芸術大学、パリ国立高等美術学校、ペルー国立美術学校、ペンシルベニア大学、ミュンスター美術アカデミー、ミラノ工科大学、ロンドン芸術大学 ワークショップ茶室 イガラシヤスアキ「いとまき 「お茶を連客で回し飲みするように糸を回してみる」」 イワタトモ子「海の石にかいしきを折る」 オオニシケンタロウ「手レよむダンス『東京ひっそり』」 オノリュウイチ「音楽の巣をつくる」 ソネマイ「結ぶ、繋がる。」 タカオかタロウ「土から土から土へ」 タキグチサチエ「祈りを重ねる」 ナガオカダイスケ「球体の家:信頼のためのエチュード『転がる床』」 ヌノシタショウゴ「土の伝言」 ハヤシナオコ、トクモトモエコ、マツハシカズヤ「キューバ時間で動いてる」 ホユン「ワンモアタイム」 「国際交流オンライン茶室」 以下、各組合せごとに、「参加機関と東京芸術大学の担当教員」の順で記載しています。 ウィーン応用芸術大学、ミイダセイイチロウ ヴロツワフ美術大学 、ミヒャエル・シュナイダー エクアドル中央大学、ヒビノカツヒコ 国立シラパコーン大学、オカモトミツコ、フジワラノブユキ、イマムラユウサク 国立トゥクマン大学、ヒビノカツヒコ 国立トレス・デ・フェブレロ大学、ヒビノカツヒコ セイアンビジュツガクイン、クドウハルヤ ペルー国立美術学校、ヒビノカツヒコ ペンシルベニア大学、コロンビア大学、スプツニコ ミュンスター美術アカデミー、コヤマホタロウ、ハヤシタケシ ミラノ工科大学、カシムラフミ ロンドン芸術大学、パリ国立高等美術学校、チューリヒ芸術大学「シェアド・キャンパス」、 イマムラユウサク ほか (64ページ) 「ターン交流プログラム」「ターン ランド」参加法人名称 ※本文中にて、法人格や法人名を略して記載した施設もしくは団体一覧。 ─ ◯ 一般社団法人アプローズ アプローズ南青山 ◯ 一般社団法人くるみの会 放課後とうデイサービス みかんの木 ◯ 一般財団法人たんぽぽの家 ◯ 株式会社リタリコ リタリコジュニア所沢教室 ◯ 合同会社ハーモニー タリスマン ハーモニー・プリスクール・インターナショナル ◯ 社会福祉法人秋田福祉協会 おまたのさと ◯ 社会福祉法人旭川荘 ◯ 社会福祉法人あだちの里 綾瀬ひまわり園 ◯ 社会福祉法人恩賜財団東京都同胞援護会 板橋区立こもねふくしえん ◯ 社会福祉法人恩賜財団東京都同胞援護会 豊島区立心身障害者福祉ホームさくらんぼ ◯ 社会福祉法人きょうされん グループホーム フラワー ◯ 社会福祉法人きょうされん リサイクルせんびんセンター ◯ 社会福祉法人こころみる会 こころみ学園 ◯ 社会福祉法人さくらのその ◯ 社会福祉法人さくらのその 西東京市障害者就労支援センター 一歩 ◯ 社会福祉法人しょうかえん みずのき ◯ 社会福祉法人じうんふくしかい グランアークみづほ ◯ 社会福祉法人せたがや樫の木会 かみまち工房 ◯ 社会福祉法人台東つばさ福祉会 つばさ福祉工房・たいとう寮 ◯ 社会福祉法人太陽会 しょうぶ学園 ◯ 社会福祉法人東京愛育苑 かなまち学園 ◯ 社会福祉法人まちのひ 富士清掃サービス・富士第二作業所(旧:社会福祉法人富士福祉会、2021年1月より) ◯ 社会福祉法人やまなみ会 やまなみ工房 ◯ 社会福祉法人友愛学園 渋谷区障害者福祉センター「はぁとぴあ原宿」 ◯ 東京聴覚障害者福祉事業協会 たましろのさと ◯ 特定非営利活動法人アクタ コミュニティセンターアクタ ◯ 特定非営利活動法人エポ ◯ 特定非営利活動法人クリエイティブサポートレッツ ◯ 特定非営利活動法人グレースケア機構 ナースさくまの家 ◯ 特定非営利活動法人スウィング ◯ 特定非営利活動法人TDU・てきせん大学 TDU・てきせん大学 ◯ 特定非営利活動法人東京シューレ シューレ大学 ◯ 特定非営利活動法人ネパール教育支援センター エベレスト・インターナショナル・スクール・ジャパン ◯ 特定非営利活動法人ももの会 ももさんふれあいの家 ◯ 特定非営利活動法人やっとこ ハーモニー ◯ 特定非営利活動法人ラマノ クラフト工房ラマノ (66ページ) ターンの発行物 [二千十五から二千二十一年度] ターンの活動を伝え、言葉の運動としての機能を担う発行物。変化していく空気を形にしようと、ロゴは年度ごとにターン監修者のヒビノカツヒコがカラーリングを行い、デザイナーがその意向に沿ってデザインしました。ロゴを使用した発行物や展示デザインには、それぞれの年度の願いや気運が込められています。 二千十六年度から毎年発行してきた『ターン・ノート』は、活動のなかで生まれたターンにまつわる言葉を集めた冊子。様々な瞬間、記録からこぼれ落ちてしまうような、一見すると何でもない時間にこそターンがあるのではないか、という視点で言葉を収集してきました。 二千十八年度にスタートした『ターン・ジャーナル』は、ターンの活動や現象を記録し、深めることを目的にした媒体です。その時々で姿を変え、本号も含めて8号まで発行しました。 また、活動をまとめた冊子やリーフレットは、プロジェクトの特徴を伝えるのみならず、紙媒体にすることで、人の手から手へとターンが手渡され、新たな対話や交流への糸口としての役割を担いました。 (67から74ページ) 発行物の写真ページ