Henry Ortiz Tapia

へんりーおるてぃすたぴあ

アーティスト

1986年ペルー・リマ生まれ。ペルー国立美術学校を卒業し、同校で教鞭をとる。
アーティストとしての活動の中で、織物が、私の住む国や地域に宿る、歴史や記憶を語る地図または家系図として理解することは、私個人の成長にとっても重要な瞬間の一つである。学んできた美術の文脈と、先祖から受け継がれてきた慣習の共存により、変わらないものと変わりゆくもの、ペルーの織物が抱える多難な状況や可能性を認識させ、またそれらに対する関わり方の選択肢を与えてくれる。これに対し私は、サバルタンから受け継がれた多くのものと、より個人的な表現形式を織り交ぜ応答したいと考えている。
また、美的なものと技術的なものとの共存に寛容な立場に身をおいており、これらは創造と探求に対する数多くの可能性を提供してくれる。作品は、さまざまな方法で、絵画や織物、あるいは日常と深く結びついた芸術や技術の一つひとつを受け止め、意図する表現になぞらえることによって、自身の表現を拡張する必要性を感じている。植民地時代は、我々が芸術性を感じる多くの技術や表現の抑制と排除が存在した。それ故に、プレヒスパニック(アメリカ大陸発見以前)の表現を探求することによって、スペイン征服前にさかのぼる技術や文化を復興させ、翻訳し、再評価したいと考えている。