-
[インタビュー]手話と時間 ―「ゆらぎの交流」―2020年9月に開催した「第11回TURNミーティング」では、手話通訳の聴者が、耳の聴こえない手話通訳のろう者に手話で内容を伝え、それを受けたろう者が公衆に向けて手話で発信するという、ろう者と聴者の連携による通訳を行いました。手話通訳は、場や相手の状況によって配慮や工夫が加えられるもので、ろう者の手話には、豊かな表情や表現が含まれるといいます。そこで見えてきた「ゆらぎ」の共有とは?ろう者に手話で内容を伝えた瀬戸口裕子さんに話を伺いました。
-
「交流」について語る TURNアーティスト座談会TURNで交流プログラムに参加する、3名のアーティスト。関わる期間や交流先も違いますが、交流プログラムでの出会いは3人にどのような影響を与えたのでしょうか。初めての交流の印象から、自身の変化、多様性とは何かまで、普段は関わりあう機会のない3人が「交流」について語りました。
-
[板橋区立小茂根福祉園とTURN]風が吹き 、夢はおどる ー Episode7:育み始めた夢2015年から始まった小茂根福祉園とTURNは、紆余曲折を経ながら、4年間という、決して短くない時間をともにしていました。アーティスト、メンバー、職員、それぞれの関係性も時間とともに変わり、同時にTURNというものの受け止め方も、また、確実に変わっていきました。それぞれにとっての“TURN”とはなんだったのか。継続して関わってきた関係者一人ひとりが、活動や経験を振り返り語りました。
-
[板橋区立小茂根福祉園とTURN]風が吹き 、夢はおどる ー Episode6:持っている力TURNフェス4で大西健太郎さんは、新潟県十日町市莇平(あざみひら)に伝わる「シッチョイサ」という盆踊りをベースにした交流を行います。『シッチョイサ』は、日常の喜怒哀楽を即興で歌い合うもので「その場そのときにしか生まれない踊りの風景が見えるのでは」と大西さんは考えていたそうです。そして、「シッチョイサ」終了後、大西さんは『予想していたことがおこがましく思えるくらい、一人ひとりが自分の身体と肉声で歌い、その存在感が強烈』だったと振り返ります。小茂根福祉園ならではのリズムとキャラクターが凝縮されたTURNフェス4での「シッチョイサ」を紹介します。
-
[板橋区立小茂根福祉園とTURN] 風が吹き、夢はおどる ー Episode5:チャレンジが始まる2017年秋、大西健太郎さんと小茂根福祉園は新たなチャレンジを始めます。それは 『「お」ダンス』と呼ばれるプログラム。『「お」ダンス』は、言語を用いずに身体や表情を介したコミュニケーションを通して、人と人の新しい出会い方や身体のもつもう一つの「ことば」を探求するプログラム。『「お」ダンス』の説明を聞いて戸惑いを見せる職員がいる中、どのように『「お」ダンス』は小茂根福祉の利用者に受けいれられていったのでしょうか。そこには、小茂根福祉園と大西さんの経験の蓄積、そしてアーティストの宮田篤さんの存在がありました。そして、TURN LAND(*)としての取組をスタートした小茂根福祉園。施設での活動を外にひらいていった様子を紹介します。
-
[板橋区立小茂根福祉園とTURN] 風が吹き、夢はおどるー Episode4:より近く、より広く小茂根福祉園と大西健太郎さんの交流がはじまり1年が経った頃、小茂根福祉園では日中の活動にTURNが組み込まれ、利用者からも「TURN」や「大西さん」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。大西さんはこの年のTURNフェス3で、来場者に小茂根福祉園での『みーらいらい』づくりの光景を体験してもらう大胆なプロラムを展開しました。TURNフェス3で見せた小茂根福祉園の利用者が見せた“主役”としてのふるまいや小茂根福祉園の職員の声を紹介します。
-
[板橋区立小茂根福祉園とTURN] 風が吹き、夢はおどるー Episode3:変化との向き合い方前年の『風くらげ』で手ごたえを感じたダンサーの大西健太郎さん。小茂根福祉園の利用者との交流を重ね、次に取り組んだのが『風あるき』。『風あるき』は、自分の体の形をかたどったキラキラしたフィルム状の『みーらいらい』と一緒に外を散歩する、というもの。『みーらいらい』とはどのようなものなのか。参加者の反応は…。そして、少しずつ“アートの力”が浸透してきたタイミングで園長の交代が訪れたことなど含め、さまざまな変化を迎えた小茂根福祉園とTURNの3年目を紹介します。
-
[板橋区立小茂根福祉園とTURN]風が吹き 、夢はおどる ー Episode2:“交流”の意味アーティストが福祉施設に赴き協働活動を重ねる「TURN交流プログラム」。ダンサーの大西健太郎さんは、小茂根福祉園に通いプログラムを模索し始めました。しかし、大西さんは小茂根福祉園を利用する利用者とのコミュニケーションに戸惑いを覚え、自分の中での『出会い』や『交流』に対する価値観が揺さぶられました。そこから生まれた『風くらげ』による交流と携わる人たちの様々な思いを紹介します。
-
[板橋区立小茂根福祉園とTURN]風が吹き 、夢はおどる ー Episode1:すれ違いから始まる物語「TURNに参加していただけませんか?」と尋ねられた時、小茂根福祉園前園長の工藤かおるさんは「アーティストが施設に来て何をするのか。それによって何が起こるのか想像もつかなかった・・」という。しかし、アーティストの富塚さんのワークショップで、職員や利用者がアルミホイルを体中に巻き付け楽しそうな様子を見たことで不安は消えていきました。小茂根福祉園とTURNの出会い、交流のはじまりを紹介します。
-
[板橋区立小茂根福祉園とTURN]風が吹き 、夢はおどる ー Episode0:小茂根福祉園について東京都板橋区にある知的障害者通所の施設「小茂根福祉園」。なぜ、就労継続支援や生活介護サービスを行う小茂根福祉園がTURNに関わることになったのでしょうか。複数年継続しているアーティストとの活動のきっかけを紹介します。
-
「連載:もうひとつのTURNを考える〈後編〉」傷つきが、出会い、循環する場をひらく障害者や芸術文化について研究する長津結一郎さんは、TURNのプロジェクトが始まったころからその展開を見てきました。TURNから「社会包摂とアート」を考えていく連載です。
-
[TURN LANDの声]「あらためて考える『おとな図鑑』って何だろう?」大田区にある気まぐれ八百屋だんだんで行っている「おとな図鑑」は、TURN LANDのプロジェクトの一つとして2017年に始まりました。 活動の始まりから、続ける中で感じてきたこと、これからに託す想いまで。気まぐれ八百屋だんだん代表の近藤博子さん、アーティストの永岡大輔さん、そして学生メンバーとして運営に関わっている眞鍋太隆さんにお話を伺いました。
-
[連載:もうひとつのTURNを考える〈前編〉] わたしたちが傷ついても良い居場所のありか障害者や芸術文化について研究する長津結一郎さんは、TURNのプロジェクトが始まったころからその展開を見てきました。TURNから「社会包摂とアート」を考えていく連載です。
-
[交流先の声] 重なりを見つけることで生まれる共感力JR西荻窪駅から徒歩約5分。杉並区立桃井第三小学校の一角にある「桃三ふれあいの家」には、毎日30人ほどのお年寄りが集まり、絵手紙や俳句、囲碁、麻雀、書道、謡曲などを楽しんでいます。このデイサービスは、理科室のあった校舎を改修して2000年に開設。運営を担う認定NPO法人ももの会は、そのほかに高齢者を中心とした地域の人たちが交流できる居場所「かがやき亭」、年齢・性別・障害の有無に関係なくさまざまな人が一緒に過ごせる「だれでもカフェ~ももふらっと」などの事業を行っています。2017年度からTURNに参加している認定NPO法人ももの会の大井妙子さんに、アートについて、TURNについて、お話を伺いました。
-
[エッセイ] 私の手話と、同級生の指文字と、よよの筆談TURNフェス5では映画制作ワークショップを企画した、牧原依里さんによるエッセイ。牧原さんは映画作家として、また東京国際ろう映画祭のディレクターとして、豊かなろう文化の世界を伝えています。その活動は、学生時代の原体験につながるのかもしれません。友人たちとの大切な思い出を綴りました。
-
[特別寄稿「外から見るTURN」Vol.1] TURNで見つけたもの舞台鑑賞のサポート活動を行うNPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)のスタッフとしてTURNのイベント運営に関わる瀬戸口裕子。その活動の中で“見つけたもの”とは...。
-
[特別寄稿「外から見るTURN」Vol.2] であっTURN、まわっTURN、くるくるTURN聴覚に障害を持ち、TURNの参加者からパフォーマーとして深く関わるにまで至ったマリーが語る、TURNという場所の価値とは...。
-
[特別寄稿「外から見るTURN」Vol.3] TURNフェスから学んだことTURNフェスに着目する佐藤慎也が考察する「第四世代の美術館」とは...。