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TURNミーティング

TURNの可能性を共有し、語り、考えあう場。参加アーティストや交流先などの関係者とともに、各分野で活躍するスペシャルゲストを招き、様々な視点からTURNを考察します。

2020年度からは、ライブ配信でも開催しています。オンラインでも、多くの方々に楽しんでいただけるよう、手話、状況説明、字幕などメディア特性を生かしたアクセシビリティに取り組んでいます。

これまでのTURNミーティング

  • 第15回TURNミーティング

    第15回TURNミーティングは、TURN参加アーティストや福祉施設等の団体スタッフとともに、TURNを通して得た気付きについて語り合いました。障害者支援・高齢者・子供・教育など、異なる領域の活動が行われているさまざまな場所で、どのようにTURNの活動は存在し、人々が影響し合ったのか。一人ひとりの視点を共有しながら、TURNの経験を通して今後引き継がれていくものについて、TURN監修者の日比野克彦とともに語りました。
    トークの合間には、音楽家の井川丹による≪TURN NOTES≫(書籍『TURN NOTE』に収録された言葉をもとに作られた楽曲群)を、2名の歌手をお招きして上演しました。詳細
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  • 第14回TURNミーティング

    第14回TURNミーティングのテーマは「コミュニケーションの難しさ」。2020年度のTURNミーティングでは、オンラインで多くの方々に楽しんでいただけるよう、「ろう通訳」「音声ガイド」「字幕」などのメディア特性を活かしたアクセシビリティに取り組みました。第14回TURNミーティングでは、その取り組みを振り返りながら、コミュニケーションの多様なかたちとその難しさについてゲストとともに考えました。

    第1部では発達障害者が参加・運営する当事者研究会「おとえもじて」の主催者の綾屋紗月さん、第2部では、綾屋さんに加えて、評論家の荻上チキさんをゲストにお迎えし、背景や文化が異なる様々な人たちとのコミュニケーションと表現を中心にTURN監修者の日比野克彦とともに語り合いました。詳細
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  • 第13回TURNミーティング

    ブラインドサッカー選手として活躍する駒崎広幸氏と鳥居健人氏をゲストに招き、大のサッカー好きで日本サッカー協会理事でもあるTURN監修者の日比野克彦とともに、「きく・ふれる・そうぞうする 〜身体感覚を通してとらえる世界〜」をテーマにクロストークを行いました。ゲストの空間把握の仕方や身体感覚についてお伺いしながら、スポーツとアートという一見異なる分野のあいだに共通する「想像する力」について思考を深めました。詳細
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  • 第12回TURNミーティング

    第12回TURNミーティングでは、俳優・手話ニュースキャスターの那須英彰氏、手話フレンズ代表のモンキー高野氏、手話通訳士の高島由美子氏をゲストに招き、TURN監修者の日比野克彦とともに、「ろう文化」をキーワードにクロストークを展開。手話の表現の魅力や、ろう者と聴者のコミュニケーションの違いについて、思考を深めました。トーク中には、那須氏が即興のお芝居を披露する場面も。またラップクリエイターのマチーデフ氏によるラップパフォーマンスも行いました。詳細

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  • 第11回TURNミーティング

    初めてのオンライン開催として実施した第11回TURNミーティング。ゲストに、盲ろう者の意思疎通の方法とICT技術を用いた支援について研究している森敦史氏をお迎えし、監修者の日比野克彦と対談を行いました。新型コロナウイルス感染症の影響により「人が集うこと」そのものが問われる現在における様々なコミュニケーションの方法と、それによって生まれる人と人の関係性やその可能性について思考を深めました。対談中には言葉によるコミュニケーションだけでなく、粘土の造形を通して、お互いの世界観の交換を試みました。詳細

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  • 第10回TURNミーティング

    生活介護事業所「カプカプ」所長で演劇ライターの鈴木励滋氏と、詩人で「こえとことばとこころの部屋 cocoroom」代表の上田假奈代氏をお招きし、「知らない境地を『面白がる』」をテーマに、クロストークを展開。「喫茶カプカプ」で、地域の高齢者や障害者が自然と混ざり合う場づくりに取り組む鈴木氏と、大阪市西成区に位置する釜ヶ崎とよばれる地域で、日雇い労働者や旅行者らと表現を通じた交流を展開してきた上田氏。様々な人たちの「違い」を、積極的に面白がることで新しい価値観を広げているお二人に話を伺いました。詳細

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  • 第9回TURNミーティング

    機能や制度によって区分けされてしまう場所を解きほぐし、年齢も立場も異なる人たちが集まる空間を通して、どのような経験や関係性が生まれるのか。世代や属性を超えて人々が混ざる場のつくってきた福祉環境設計士の藤岡聡子氏と、地域の風土を生かしながら様々な人たちが活用できる建築を手掛けてきた建築家の安部良氏を招き、「場が創りだす人の関係性」をテーマにクロストークを行いました。詳細

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  • 第8回TURNミーティング

    ヘラルボニー代表の松田崇弥氏、哲学者の梶谷真司氏をお招きし、TURNのプロジェクトデザイナーのライラ・カセムを司会に「未来を切りひらくコミュニケーションって!?」と題してクロストークを行いました。前半では、現代におけるコミュニケーションを主題に、コミュニケーションの可能性を妨げる固定観念やカテゴライズについて意見を交わしました。さらに後半では、TURN監修者の日比野克彦も登壇し、分かり合うことの必要性や、理解し合えることの可能性ついて問いかけながら、未来の様々な対話を想像し、その展望を語り合いました。詳細

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  • 第7回TURNミーティング

    「多様性のある社会を考える」と題し、日本文学研究者のロバート キャンベル氏と映画作家の牧原依里氏をゲストに招き、クロストークを展開。司会は、エディター・ライターの渡辺祐氏が務めました。トークは牧原氏の「自身が聾(ろう)者として生活する中で感じてきた「聾文化」に対して、聴者である他の登壇者は 『聴文化』をどのように感じているか」という問いかけから開始しました。キャンベル氏はトークを通じて「聴こえることも多様性のうちの一つであるということに気づかされた」と語り、日比野(TURN監修者)は「音のない静かな世界を想像することは可能だが、それは『聾文化』ではないのだろう」と考え始めました。トークの間には、クラリネット奏者の島田明日香氏が演奏を披露しました。詳細

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  • 第6回TURNミーティング

    第1部では東京都美術館学芸員アートコミュニケーション係長の稲庭彩和子氏、東京文化会館教育普及担当係長の福井千鶴氏を迎え、都立文化施設でのダイバーシティ社会を見据えたコミュニティづくりや人材育成について話を伺いました。第2部では、TURNフェス4に参加したアーティストや施設職員が登壇し、写真や映像を見ながらTURNフェスでの出来事やプログラムの狙いなどを振り返りました。続いてアーティストの藤浩志氏によるスペシャル企画「がまくんとかえるくんの紙芝居」が披露され、第3部では引き続き藤氏が登壇し「がまくんとかえるくん」の「おてがみ」 や「おはなし」の物語から読み取れる、アートプロジェクトや作品づくりへのエッセンスについて話を広げました。 最後の第4部では、TURN LANDの広がりを中心に、今後のTURNの展望についてトークを行いました。詳細

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  • 第5回TURNミーティング

    「近藤さんと日比野さんがざっくばらんにTURNを話す」と「2018活動計画」の2部構成で実施。第1部には振付家・ダンサーの近藤良平氏が登壇し、障害のある人たちと結成したダンスチーム・ハンドルズの映像を通して、TURNについて語りました。 第2部では日比野(TURN監修者)と森(TURNプロジェクトディレクター)、奥山(TURNコーディネーター)が、TURNフェス4のテーマである「日常非常日(ピッジョッピジョッピ)」に込めた狙い、今後のTURNの活動について議論しました。さらに「角銅真実とオーケストラ達だ」によるライブパフォーマンスでは、角銅がこの日のために書き下ろした新曲を披露。また開始前には、らくだスタジオの田村大による映像『TURN One to Three』の上映会も開催しました。詳細

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  • 第4回TURNミーティング

    東京国立博物館平成館大講堂を会場に、「この一年間から考える、これからのTURN」「地域への広がり」「手業からはじまる交流」「『ほぼ日』とTURN」の4部構成で行いました。プロジェクトメンバーである山城大督、新澤克憲、五十嵐靖晃、EAT&ART TARO、岩田とも子、永岡大輔と、ゲストに鈴木一郎太氏(大と小とレフ取締役)、野老朝雄氏(アーティスト)、杉山摩美氏とゆーないと氏(ほぼ日刊イトイ新聞・スタッフ)を招き、地域への広がりを視野に入れたアートプロジェクトのあり方や、伝統的な要素を取り入れた社会へのアプローチなど、年間をとおして浮かび上がってきた重要な言葉や要素を交えて語り合いました。詳細

  • 第3回TURNミーティング

    日本の障害者福祉における表現やパフォーマンスを研究する長津結一郎氏とプロジェクトメンバーのJames Jackを迎えて、「社会包摂」と「社会実装」をキーワードに、TURNが描く社会について語り合いました。研究者やアートプロジェクトの実践者としての視点とともに、アーティストならではの語りを交えながら議論し、TURN LAB※の今後の重要性が確認されました。詳細
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    ※TURNを客観的な知見から考察し、日々の活動を支える概念を構築するプログラムとして、2017年度に実施。

  • 第2回TURNミーティング

    「TURNフェス3を振り返る」「TURN in BIENALSURを振り返る」に加え、アーティストの藤浩志氏、キュレーターの田中みゆき氏をゲストに迎えて意見交換する3部で構成でした。「TURN in BIENALSUR を振り返る」では、TURN in BIENALSURに参加した五十嵐靖晃と永岡大輔による、帰国直後の報告会を実施。また、地域や福祉分野で実践されている諸事例を共有するとともに、TURNの取り組みや特性についてゲストとともに議論しました。詳細

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  • 第1回TURNミーティング

    アーティスト、交流先施設関係者、フォトグラファー、デザイナー など、TURNのプロジェクトメンバーが東京藝術大学に集結し、今年度の活動に向けた展望を話し合ったキックオフイベントです。「TURNの交流プログラムを語る」「TURNの残し方・伝え方」「海外でのTURN –TURN in BIENALSURの紹介」「TURN LANDを語る」「TURNフェス3に向けて」の5部構成で、議論を繰り広げました。詳細

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