ことばを使わずに手の動きだけでコミュニケーションをとろうとする《手の会話》というワークのときに、たまたまとなりにいた、ひばりグループのHさんが大西さんの頭をつかみはじめました。
それを受け入れつつ、Hさんに頭の具合を味わってもらいながらワークも続ける大西さんですが、となりの職員さんたちがHさんの肩に触れたり頭に触れたりして、別のところに注意を向けようともしていました。
1対1のワーク《手の会話》をしているふたりにからまるように《手のわりこみ》があって、《手のSTOP》があって、さらに背後から《手のわりこみ》がまたあって、結局5人くらいのワークになっていました。
その様子はなんとなく可笑しいのと同時に、それを見る側にとっても、1対1の《手の会話》にフォーカスしていた視線が、5人の《手の雑談》に拡張してゆく感じが共有できていた気がします。
このときはスケッチがしきれなかったので、後日、描き直してみました。
ふりかえりを夕方にしながら、ワークの間に、ワークをしながらふりかえるような枠組みや記録方法があったら、《きらり》とした瞬間をひろって、別の誰かに伝えることがしやすいかもしれないと感じ始めてきました。