活動日誌

スケッチ・スケッチ・スケッチ

2018.2.28

宮田篤アーティスト

交流先│

  • 板橋区立小茂根福祉園

《TURN版 きらりぐっと》とは何だろう?ということを考えながら、大西さんのワークに参加したり、少しはなれて変化を感じたりしながら、そこで生まれるやりとりを見つめています。まずは、自分にとって《きらり》としたり《ぐっと》感じるところはどこなのだろう?ということを考えています。

・3パターンのジェスチャーで車座になった参加者とコミュニケーションをとる《はい、ろう、よー》のワークのしくみをOさんに丁寧に説明する職員の片桐さん、翻訳のようにOさんに伝えています。Oさんはわかったりわからなかったりしながら、パターンの順番がちがっていたりあっていたりしながら、《はい、ろう、よー》をしてゆきます。途中、片桐さんの助言がまったく伝わらなくて、片桐さんとOさんはふたりで一瞬見つめ合ったあと、ぷっと吹きだしてお互いに笑ってしまっていました。

・ほかのペアのワークも気になってしまうIさんですが、ひとつひとつ言葉にしてくれるので、実況中継のようにきこえてきます。
・Kさんは気分が乗ってくると腕まくりをするようです。
・きょうが初参加のHさんは戸惑うような表情も多かったのですが、相手からの意外な動きに対して、どうしようか考えた後で自分から動きを返すさまに《きらり》としたものを感じました。

・《手の会話》は、はじめ肩から指先までの動きのコミュケーションだったと思うのですが、何度もやっているうちに、上半身の動きの会話になったり、立ち上がって体全体の動きの会話になったりして、前回とはまたちがった《手の会話》の場の拡張があったような感じがしました。

© Arts Council Tokyo