活動日誌

キツネ~、キツネ~、笑うカメムシと大きな枝の道

2018.8.24

岩田とも子アーティスト

【富士清掃サービス清掃活動参加 2日目】

台風が心配だったが活動時間には既に去り、暑さも前回よりも落ち着いていた。前にいろいろと教えてくれたベテランさん含め人数は前回と同じ。大きく違ったのは後半のゴミ拾いのルート。ルートは大きく分けて2種類ある。今回のルートはもう一つのものより複雑で道らしき道もあれば獣道に近い部分もある。ベテランさんに同行し回ったが見えない道が次々と見えてくるようで面白かった。

歩き始めてすぐ道路脇の草むらに大きめのオレンジ色の花を発見。キツネノカミソリではないだろうか。仕事中なので寄り道して確かめるわけには行かなかったが旬の野草に心が躍る。“キツネ~”と名のついた植物は結構多く、この日はキツネノマゴもみかけた。虫もちらほら。中でも笑うカメムシ(アカスジキンカメムシの幼虫)が数匹葉っぱに止まっている姿にはこちらもにやけてしまう。キツネ~、キツネ~ときてこの笑うカメムシ、草むらから聞こえる数種の虫の声。前回のルートよりも森の中を横切ることが多かったせいもあって見かける植物は多く、ノギク、ヌスビトハギ、ツルボ、ヤブラン、ヤブミョウガ、イヌビエ、ジュズダマなど。生き物の種類が多ければ多いほど不思議な時間が流れる。この日、風で外部から飛ばされてきたゴミなどもあってゴミの量は前回よりも多めだったけど、それより目についたのは木の枝だった。タバコの吸殻と間違えていたような小枝ではなく、そこそこ大きな枝が道を阻んでいた。落ちているのが小枝から大きな枝に変わったので、なんだか自分が小さくなってしまったような気がした。と、このように私は勝手に思考を巡らせて空想しているのだが先導してくれたベテランさんはとにかくゴミを拾ってはするすると進んで行く。途中の休憩でベテランさんと少しだけ言葉を交わす。少し早口な方なので私はそれとなく自分も早めに話してみたらなんとなく伝わりやすかったような気がした。気のせいかもしれないけど同じ波長にのれた気がしてちょっとうれしかった。

富士清掃サービスに通ってくるのは月に一回のペースで合計3回の清掃活動への参加ということになっている。次回で上半期はラスト。さて、次回はどんなことになるだろう。これまでの参加で少しだけ公園の大きさや道のようなものを、清掃活動をしながらなぞっているのだけど、この日、参加しながら「道」がなにかこの場所と私とここで働く人達をつなぐキーワードになる気がすると予感して活動を終えた。

いつもと違う道
今まで通ってきた道
掃除の道
なぞる道
出会う道