2019年3月2日(土)、TURN LANDのプログラムとして、大田区立池上福祉園の多目的ルームを会場に「おとな図鑑」を開催しました。おとな図鑑は、大田区の気まぐれ八百屋だんだんと、アーティストの永岡大輔が2017年度から始めたプロジェクトです。子供たちが普段の生活ではなかなか出会うことのできない、面白い生き方・働き方をしている大人に出会える機会をつくることを目的に展開しています。
第3回目となる今回は、音楽家、エッセイストとして活躍する寺尾紗穂さんを「おとな」としてお迎えしました。前半では、音楽の仕事とは何をするのかというお話や、幼少期どんな子供だったか、どんなことを考えて育ったか、そしてどんな風に今音楽と向き合っているかなど、その時々に制作した曲を演奏しながら語っていただきました。例えば、4歳の頃に初めて作曲した歌は「兄弟」をテーマにしたことや、山谷で出会ったおじさんを思って歌った曲についてなど。
後半は、「小さな夢と、大きな夢」について、参加者の皆さんと寺尾さんが一緒に語り合う時間となりました。参加した方からは、「小さい子供から大人まで、一緒になってそれぞれの夢を共有する時間がとても楽しかった」、「今日は子供と一緒に参加しましたが、自分の子供には好きな生き方をしてもらいたいと思った」など感想をいただきました。
今回は、だんだんにボランティアで通っている高校生チームが主体的に関わり、企画や準備から、当日の受付や司会進行を担当。緊張しながら本番を迎えながらも、寺尾さんのお話に感動したり、それぞれの将来について考える時間になったようです。
これまでの「おとな図鑑」のレポートは、こちらよりご覧いただけます。
写真:冨田了平