今日はみかんの木。ライラや岩中さん(ともにTURN運営スタッフ)も来てくれた。
いつもレクリエーションをする広い部屋に入ったら、私が前に描いたのとは別に大きな木が描かれていた。スタッフさんたちが描いたみかんの木で、子供たちにはみかんの実を描いてもらおうと話していた。少しずつ壁が色んな人の手で彩られていくのはわくわくする。
今日は前回来た時に白い壁に子供たちやスタッフさんのシルエットを描いたのをたよりに、描くことにした。
描くといっても、筆記具を手に持って描くだけじゃないことを再認識。今日は試しに果物ネットを使って模様を壁につけてみたら、編み物のような柄が壁にできた。足につけて蹴ったり、もったり、それぞれが好きなスタイルで描いてみた。蹴って描くと、その軌跡がそのまま壁に残った。ライラはそれを見て「身体で描いてるね」と言った。まさしくその通り。
「描く」という行為を行う人や材料で普段と違うかたちにしていく。それは「描くを遊ぶ」と言えるかもしれない。
前々回の応援されながら一人で描くのも楽しかったけど、みんなで一緒に描くほうがもっと楽しい。子供たちだけでなく、スタッフさんたちも本当にクリエイティブで私は学ばせていただくばかり。
みかんの木の皆が少しずつ私を覚えてくれて、「さっちゃん」と少しばかり親しまれ始めてから、以前のような緊張感が減った。自分の考えたことで楽しませるというより、皆と同じ時間を共有して、その子たちに楽しんでもらう方法を考えたい、「描く」っていう体験自体がもっと楽しくできるようにしたい、と思うようになった。
2日後に向けて色々と実験をしてみようと思う。