今日は、朝礼での挨拶はいらないようで、10時に到着。
昨日に引き続き、紙工房。
午前中は準備体操の後、スタンプ作業。
ちぎり絵の材料や包装紙を作る。
コウさんと一緒にスタンプを押して見る。
コウさんは、微妙なバランスで紙に押していく。
一面にスタンプを押し終わると、終わりと教えてくれる。
新しい紙を選んで、スタンプとインクもそれに合わせて選ぶ。
気がつくと、もうお昼の時間。
皆で一緒に食堂に向かう。
僕は昨日と同じテーブル。
タカオさんと再会。
今日は、タカオさんはハロウィンで道が混んでいないかが気になるようで、しきりに道路状況について話す。
きっと大丈夫ですと話すと、
タカオさんのお父さんのお話を聞かせてくれた。
お父さんは「友達と仲良くするんだよ」と教えてくれるそうです。
タカオさんはそれについて、「みんながいなければ仲良くできないんです」と解説してくれた。
しかし、その解説が素晴らしくて、しばし心がじんわりとする。
午後は、紙漉き。
昨日から、いくつかの準備工程でできた材料は、ここでようやく紙になる。
型枠に流し込んで、水分を絞り、乾かすと紙になります。
コウコさんはもうこの作業をすっかりわかっているらしく、
自分の前の椅子に座って手伝うように僕に言う。
コウコさんは、感情が豊かな方で、楽しいことが大好きです。
だから、作業中もずっとオリジナルの歌を作ってうたっています。
それがたまにクイズになります。
はずれると怒られます。
当たると豚の鳴き真似をしてくれます。
はぁとぴあ原宿は、通所と入所、両方の機能を持った施設。
スタッフの杉田さんは入所施設でもお仕事をされているので
そのお話を紙漉き作業の後、伺う。
週末のお出かけに参加させてもらえるようだ。
工房の中で2日間一緒にいただけでも、利用者さんたちのそれぞれの才能にずっと魅了されている。
日常生活の中にある彼らの感性や世界にもっと触れてみたい。