活動日誌

たっぷりネパール

2019.12.21

丸山素直アーティスト

交流先│

  • エベレストインターナショナルスクールジャパン

曇り空の下、東高円寺駅近くのセシオン杉並ホールに向かいました。エベレスト・インターナショナル・スクール毎年恒例の文化記念祭「ANNUAL CULTURAL DAY」に招待していただいたので、前から楽しみにしていました。1週間前は、学校で幼稚園の子供たちがファッションショーの練習をしたり、中学生が舞台で着る民族衣装の試着をしていました。

男の子が試着していた民族衣装を間近で見せてもらうと、黒い生地に金のシンプルな刺繍が全身に細かく入っていて、とても綺麗でした。その時、別の男の子が教えてくれました。「ネパールには126の民族が存在していて、それぞれに違う言語と民族衣装があるんだよ」と。「えええー!126!」ビックリしました。ますます知らないネパールが、たくさん見えてきそうな数字です。
「ANNUAL CULTURAL DAY」では、そんなさまざまな民族衣装を着た子供たちが、ネパールのダンスや演劇などを披露するとのこと。受付を終えてホールに入ると、会場内はネパール人のご家族がたくさん!我が子の晴れ舞台を待ちわびていました。12時半から16時まで、大使館の方々のご挨拶や、教員による学校生活の紹介など、時折スピーチが挟まれつつ、子供たちの楽しい舞台がいくつも始まりました。年齢や学年ごとに分かれて、民族衣装を着た子供たちが、次から次へとネパールの音楽に合わせて踊ったり、歌を歌ったりします。ネパールの伝統的な音楽の時もあれば、軽快な映画音楽の時もあり、ネパールの文化がぎっしり詰まった舞台が続きました。

時々、(というか結構な頻度で)先生が途中のステージに上がって、生徒たちを一生懸命誘導していたり、客席も常に動き回っている人がいたり、堅苦しすぎない自由な環境を感じることができます。

普段なかなか聞くことがないネパールの音楽は、ステージの背景にタイトルが映し出されていたので、帰宅してから検索して聞き直したりしました。日本とは違った独特の旋律が、なんだか癖になります。
学校生活を覗いているだけでは決して見えてこない、ネパールの文化をたっぷり堪能することができました。さて、これから私はどうやって関わっていこう〜!いろんなネパールを教えて欲しいし、私にできることはできるだけ教えてあげたい。一緒に成長できるといいなと思いました。

© Arts Council Tokyo