活動日誌

『7月/ホンモノのパポさんだ!』『8月/え~!また~~?!』

2021.9.25

上町工房

 2021年4月から 6月は、月1回、パポさんとオンラインでの交流を継続。7月からは上町工房の皆さんとパポさんそれぞれが体調管理に留意し、問題なければパポさんに訪問してもらう形での交流を行った。8月の上町工房のイベント『グランサマーフェス』は、今年も無観客・オンラインでのフェスとなったが、今回はご家族だけではなく、5つの他事業所のお仲間や、関係機関の皆さんとも繋がり、パホさんとの『みんなでサルサ』を行った。TURNフェスへ向けては、交流の様子を撮影いただきオンラインで紹介していただいた。

 2021年7月のパポさんの訪問は1年半ぶりではあったが、職員の「ホンモノのパホさん登場です」「生パホさんだ!」の盛り上げに、利用者の皆さんも緊張感なく、すっと「久しぶり!!」と迎え入れ、本当に嬉しそうに、会えたことを喜ばれる姿がみられた。
ダンスも、それまでリモートでのやり方に慣れていたとはいえ、ステップの見えづらさや音のずれがあったり、人によっては参加しづらい方もいらしたりしたので、久しぶりの、対面でのパポさんからのレクチャーやダンス交流は多いに盛り上がったことが印象的だった。
 やはり実際の交流は、映像を見てマネするだけではなく、声や手拍子・体の躍動が直に伝わり、リモートでは参加しづらかった方も、惹きつけられて前を向いたり、パポさんに名前を呼ばれ、誘われ、その期待を感じてより張り切って踊ったりしていた。近くで表情を見て感じること、声や音、ダンスのライブ感、その場の皆で作り出す雰囲気の大きさを感じた。

 8月はTURNフェスや『グランサマーフェス』へ向け、3回の交流を実施。毎回、馴染みの数曲を繰り返し踊るという形が定着。同じ曲だから『飽きる』ということではなく、同じ曲だからこそ「これこれ!」と、分かることでの楽しさを強く感じた。
 パポさんの「次のリクエストは?」に「アスーカ!」の返事。「よし、ではアスーカ踊りましょ、いきますよ!」でダンス、盛り上がって終了。「いいね~、じゃあ○○さん、次のリクエストは?」に、他の方からの答えもなんと「アスーカ!」。「え~~!また~!?」なんていう、パポさんや皆のつっこみはありつつも、「ほんと?じゃあもう一回やりますか?」というやりとりでまた同じ曲でダンス。こんな感じでエンドレスなサルサが繰り広げられる1時間。見ていた方も思わずつられて体が動き出してしまうような、繰り返しに何だか分からないけど笑えてくるような、パポさんからは、「何これ、トレーニングみたい!(笑)」と言われるような、そんな上町らしさも出てきた交流。最低温度の19℃に設定にしたエアコンの中でも、「暑い~」となるくらいの熱気だった。
 TURNフェスに向けて、パポさんとの交流の様子を紹介する動画撮影では、カメラにちょっと緊張される方もいたが、マイペースにいつも通りそれぞれ楽しむ姿が撮影でき、「TURNフェス6オンラインプログラム」で紹介いただくことができた。

 上町での交流の時間は、踊ったり、話しをしたり、一体みをしたりと、個々の楽しみ方、その時々の参加の仕方でOK。できるかできないかを求められたり、自分の行動を否定されたりすることはないという安心感や、関わる方々との和やかな関係、雰囲気によって、『サルサ交流』= 『気楽なもの、楽しい』イメージとして定着していっている。
 今後もこれまで通り、それぞれの持ち味を活かし、それぞれのペースでダンスを楽しみ、充実感を味わえる時間をもっていきたい。上町工房メンバーのオリジナルな『サルサ』ができればと思う。また、施設外の方、福祉に携わっていない方々との出会いでも、サルサを介して、お互いにフォローし合うことで良い関係ができ、楽しい交流ができたという経験を、利用者の皆さん、職員共に大切にし、次の出会いや自信に繋げていきたい。
 アーティストの方々の、上町工房のスタッフにはない関わりや視点への気づきを共有し、互いの捉え方の広がりや、社会への啓発のヒントにしていきたいとも感じている。

1年ぶりに同じ場所で踊る上町工房のメンバーとパポさん

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