活動日誌

『初めてのTURN』

2017.8.20

井谷優太

僕は、今年初めてTURNに参加させて頂きました!

展示した作品は、アクセシビリティを題材にした映像作品で、郊外の自宅から都美まで車イスでの道のりを
作家の冨田さんにビデオカメラでとってもらい、ドキュメンタリーにするというものでした。

TURNフェス3、一日目…

フェス初日ということで、ワクワクしながら自宅から映像作品と同じ道のりで都美へ!

その道中、JR上野駅で電車を降りたところで不意に知らないご婦人がこちらに挨拶してくださいました。
その事に一瞬戸惑ってしまいましたが、「あ、この方は僕の出ている映像作品を都美で見てくれたんだ!」と直感的に感じ、なんだか嬉しい気持ちになりました。

そうしているうちに都美に到着!
今回のTURNフェス3の会場は都美ロビー階と同じフロアだったので、すぐにわかりました。

そして、自分が関わった冨田さんとの映像作品が入口すぐに展示してあってビックリ!!!
自分が出ている映像と自身の音楽が都美で流されている感動にも浸りながら、次は展示室を順に回って行くことにしました。

その中で、僕が一番興味を持ったのは、照明が暗くしてある展示室でした!
部屋の中では、創作している人がいたり、ダンスをしている人がいたり、寝転んでる人がいたり(笑)
一見不思議だけど、自由で楽しく心地良いインスタレーションな空間にとても衝撃を受けました!

TURNフェス3、三日目…

フェスの最終日には、僕と来場された方とでTURNの展示室を一緒に回って行くというツアーがありました。

まず、冨田さんと制作したドキュメンタリー映像の説明と制作秘話をトークセッションした後、フェス初日に興味を持った空間をツアー参加者さんと体験し、最後に展示室内のフリースペースでみんなでお話をするというプランを考えました。

僕のツアーには、自分が想像していたよりも多くの方々が参加されていて、また、みなさん僕の話を興味深く熱心に聞いてくださっていて、大変嬉しく思いました。

ツアー最後のフリースペースでは、僕が作曲している音楽にもみなさん興味を持って頂けたようで、その場でいつも持ち歩いているモバイルスピーカーとiPadを使い、実際に演奏風景も参加者の方々に見て頂いたことで、さらに色々な意見・質問が飛び交い、有意義な交流空間となり本当に良かったです!

TURNフェス3を通じて、本当にたくさんの出会いと発見があり、とても勉強になりました!
今回得た経験を生かして、これからも質の高いアート活動や、誰もが暮らしやすい社会作りに取り組んでいきたいと思います!!!

© Arts Council Tokyo