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TURN LAND「テレ手のプロジェクト2020 Vol.3 ―綿花から糸へ..―」(クラフト工房La Mano)

2020.8.15

アーティストの五十嵐さんが育てている綿が開花。(2020年7月22日)

東京都町田市にあるクラフト工房La Mano(ラマノ)は、物づくりや手しごとで社会と繋がるをモットーに、手染、手織りによる天然染料を使った製品を作っています。そんなラマノをフィールドに、アーティストの五十嵐靖晃とともにTURN LANDのプログラムとして、「手のプロジェクト」を2017年から展開してきました。「手のプロジェクト」では「手」にまつわる行為や所作、表現に着目し、地域の方々や一般の参加者とともに一から畑を耕し、綿づくりを行っています。

今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、残念ながらラマノに集う形での活動はしばらく難しいと判断。この状況下でできる活動として、オンラインでつながる「テレ手のプロジェクト」を実施することにしました。


■「テレ手のプロジェクト」とは

「テレ」とは「離れた場所で」という意味。このプロジェクトでは、ラマノのスタッフやメンバー、2019年度からプロジェクトに参加している皆さんと、それぞれの家の庭やベランダなどで綿を育てていきます。同じ日に綿の種をそれぞれの場所で蒔き、綿を育てることを介して、オンラインで繋がります。そして、綿の収穫ができる秋になったら、育てた綿を持ってラマノの畑に集い、ラマノとそれぞれの場所で育った綿を合わせて、皆で一緒に糸紡ぎを行うことを目指します。

ラマノの綿畑の様子。今年は梅雨が長く日照時間が短かったため、例年より花が咲くのが遅れている模様。(2020年7月31日)

「テレ手のプロジェクト2020 Vol.3 ―綿花から糸へ..―」

長かった梅雨がようやく明けて、参加者からは少しずつ開花の報告が届いています。
一方で、他の参加者の綿と見比べて葉の色の違いや、茎の細さなどを心配する声も。
そこで、3回目の開催となる今回は、育てる中での気づきを共有するとともに、「綿の身体測定」と題し、綿の背丈や葉の大きさ、花の数などを細かく測定し、お互いの成長の違いを楽しみながら観察していきます。

【概要】
開催日時:2020年8月15日(土)14:00~15:30 [オンライン開催]
※現在、新規参加者の募集は行っておりません。
今後、参加者を募集する際には、本ウェブサイトやTURN公式facebookページにてお知らせします。

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