イベント

第11回TURNミーティング

2020.9.19

※当日の記録映像を公開しました。(11月4日追記)

アートプロジェクト「TURN」の可能性について考え、語りあう「TURNミーティング」。
オンライン開催となる11回目の今回は、新型コロナウイルス感染症の影響により「人が集うこと」そのものが問われる今、様々なコミュニケーションの方法と、それによって生まれる人と人の関係性やその可能性について、思考を深める機会を創出します。

前半では、TURN監修者の日比野克彦より、今日の社会情勢と生活環境の変化を視野にTURNの考え方/向き合い方について語ります。また、「TURN on the EARTH ~わたしはちきゅうのこだま~」の展覧会の様子とともに、AR(拡張現実)などを活用した伝え方の工夫や気づきについてお話しします。

後半は、盲ろう者の意思疎通の方法と、ICT技術を用いた支援について研究している森敦史さんをゲストにお迎えします。先天性盲ろう者の森さんが普段の生活の中で使用しているコミュニケーションの方法は、触手話、点字表示端末や点字ディスプレイなど多岐にわたります。また、通訳者や支援者といった人を介しての対話も育まれてきました。今回、日比野とのトークを通じて、様々な手法を通したコミュニケーションとその可能性を探ります。人と人が出会う時、他者を認知する時、物理的な距離が存在する時、人はどのように他者を受け止め、コミュニケーションをとろうとするのか、人とコミュニケーションにおける根本的な問いを投げかけます。

さらに、トークの合間には、マダム ボンジュール・ジャンジさんによるパフォーマンスも行います。ぜひお楽しみください!

また、今年度オンラインで開催する「TURNミーティング」では、手話、文字支援、音声ガイドなど、メディア特性を生かしたアクセシビリティに取り組みます。

※9月19日(土)14:00より、本ページにて配信を行います。
また、TURN公式facebookのライブ配信からも視聴いただけます。

開催概要

日時

2020年9月19日(土) 14:00~15:30  
※オンライン開催

スピーカー

日比野克彦(TURN監修者、アーティスト、東京藝術大学美術学部長・先端芸術表現科教授)、
森敦史(筑波技術大学総務課広報・情報化推進係)

パフォーマー

マダム ボンジュール・ジャンジ(ドラァッグクイーン)

参加費

無料 ※事前申込不要、手話通訳・文字支援等のアクセシビリティサポート付き

主催

東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、
特定非営利活動法人Art’s Embrace、国立大学法人東京芸術大学

当日のスケジュール

14:00

開始

14:00〜14:15

はじまりの挨拶

14:15~14:35

第1部:トーク
「TURNのこれまでとこれから ~変わりゆく生活環境の今とともに考える~」
出演者:日比野克彦(TURN監修者、アーティスト、東京藝術大学美術学部長・先端芸術表現科教授)

14:35~14:45

パフォーマンス
パフォーマー:マダム ボンジュール・ジャンジ(ドラァッグクイーン)

14:45~15:25

第2部:クロストーク
「様々な手法を通したコミュニケーションとその可能性」
出演者:森敦史(筑波技術大学総務課広報・情報化推進係)、日比野克彦

15:25~15:30

おわりの挨拶

※出演者やプログラム内容等は、やむを得ない事情により変更になる場合がございます。
※参加に関わるインターネット通信費用はお客様のご負担になります。
※配信には最善の準備を行い実施しますが、生配信である特性上、不慮の一時停止や乱れなどが起こる可能性がありますことをご了承ください。

出演者

森敦史(もりあつし)
筑波技術大学総務課広報・情報化推進係

先天性盲ろう者として生まれる。3歳から難聴幼児通園施設に通所し、日常的な経験をする中で手話や指文字を学ぶ。卒園後もろう学校と盲学校に進み、手話(ろう学校)と点字や指文字(盲学校)を中心に、日本語を学習する。盲学校卒業後、先天性盲ろう者として日本で初めて一般大学(ルーテル学院大学)に入学。その後、筑波技術大学大学院の情報アクセシビリティ専攻に通い、修士論文で「先天性盲ろう青年におけるICT活用と活用に向けた支援の可能性」を執筆。

マダム ボンジュール・ジャンジ

Female Drag Queen 、パフォーマー

©️Leslie Kee

あらゆる境界線を超えたキラキラした世界を願い、「YES!Future」と謳い続ける。1997年より交歓のAll Mix Party「ジューシィー!」を主宰。主な作品「HUGたいそう」「Living Together/STAND ALONE」他。新宿二丁目にあるHIVをはじめとするセクシャルヘルスに関する情報センター&フリースペース「コミュニティセンターakta」の元センター長。

日比野克彦(ひびのかつひこ)

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