2月23日(土)と24日(日)の2日間世田谷区のハーモニーで開催した「お金をとらない喫茶展」は、ハーモニーのメンバーと参加者が、それぞれの思い出の物やエピソードを持ち寄り交換し、展示する喫茶店。地域に暮らす人など誰もが立ち寄れる場所として、施設をひらくことを目的に開催しました。デザイナーのライラ・カセムさんが2018年12月からハーモニーに通い、ハーモニーの職員さんやメンバーと一緒に企画を考え、準備をし、当日を迎えました。
「お金をとらない喫茶展」に来場すると、参加者はまず受付で「今日はどんなことをして過ごしますか?」とメニューを聞かれます。ヴァガボンド(そこに属さない者)を自身のライフスタイルとしているテンギョウ・クラさんが淹れてくれるコーヒーを待っている間に、ハーモニーのメンバーの思い出が詰まった物の展示を鑑賞したり、無心で塗り絵をしたり、おしゃべりコーナーで団欒したり。普段のハーモニーを味わいながら、思い思いの過ごし方を楽しみました。
また、両日の午後に行った、ハーモニーのメンバーの数奇な体験をもとにした「幻聴妄想かるた」のかるた大会も、大盛り上がりでした。2日間にわたり、子供やご近所に住んでいる方など、初めてハーモニーを訪れた人が多かったのも、嬉しい出来事でした。
展示されたメンバーの思い出のものや来場者のインタビューなどは、「お金をとらない喫茶展」のウェブアーカイブにも掲載されています。ぜひ合わせてご覧ください!
写真:冨田了平