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TURN LAND「テレ手のプロジェクト2020 Vol.4 ―綿花から糸へ..―」(クラフト工房La Mano)

2020.11.8

2019年12月に実施したTURN LAND「手のプロジェクト 2019 vol.9」。「スピンドル」を使って糸を紡ぐ様子。撮影:おおかわらあさ子

東京都町田市にあるクラフト工房La Mano(ラマノ)は、物づくりや手しごとで社会と繋がるをモットーに、手染、手織りによる天然染料を使った製品を作っています。そんなラマノをフィールドに、アーティストの五十嵐靖晃とともにTURN LANDのプログラムとして、「手のプロジェクト」を2017年から展開してきました。「手のプロジェクト」では「手」にまつわる行為や所作、表現に着目し、地域の方々や一般の参加者とともに一から畑を耕し、綿づくりを行っています。

今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、オンラインでつながる「テレ手のプロジェクト」を実施。綿の成長の様子や気付きなどを共有してきました。5月にラマノと参加者の自宅で植えた種も成長し、早いところでは実が弾け、綿の収穫がはじまりました。


テレ手のプロジェクト2020 Vol.4 ―綿花から糸へ..― 「スピンドルづくり」

今回から新たに参加者を募集し、綿花から糸を紡ぐための「スピンドル」づくりをオンラインで行います。ラマノから送るスピンドルのパーツと、参加者の自宅にある身の回りの物を組み合わせて、オリジナルのスピンドルをつくります。自分の手で物を作る楽しさを味わいながら、糸ができる原理について学びます。また、和綿栽培・手つむぎ指導活動を行うTokyo Cotton Villageのトミザワタクヤさんをアドバイザーとしてお招きし、綿にまつわるお話をしていただく予定です。

スピンドルとは、綿花から糸を紡ぐ道具で、コマのようにクルクルと回して、綿の繊維をねじり合わせながら一本の糸をつくります。
「スピンドル」というと馴染みのない方も多いかもしれませんが、ラマノの利用者さんが手作りしたスピンドルのパーツに手を加えることで、オリジナルのスピンドルを初心者でもつくることができます。スピンドルづくりを通じて、自分の手を動かす楽しさや日常にある素材に目を向ける機会になるかもしれません。

12月にテレ手のプロジェクト2020 Vol.5で「糸つむぎ」を予定しています。今回、スピンドルをつくられた方は、ぜひ自分の手でつくったスピンドルをお持ちいただき、糸つむぎも体験していただけたらと思います。

【概要】
開催日:2020年11月8日(日)14:00~15:30(開室13:45)[オンライン開催]
参加費:無料
定 員:20名(予約制、先着順)
※事前にスピンドルの手づくりキットを郵送にてお送りします。
※オンラインで実施予定です。参加者には事前にURL情報をお知らせします。
※ネットワーク環境の安定した場所にて、パソコンからのログインをお勧めします。
※参加に関わるインターネット通信費用はお客様のご負担になります。
※配信には最善の準備を行い実施しますが、生配信である特性上、不慮の一時停止や乱れなどが起こる可能性がありますことをご了承ください。

【当日の内容】
・プログラム説明(ラマノの活動と「手のプロジェクト」紹介)
・ラマノの綿畑でオンライン散歩
・スピンドルの仕組みと糸の紡ぎ方紹介
・スピンドルづくり

【申し込み方法】
参加希望の方は、氏名、人数、メールアドレス、電話番号、住所を明記のうえお申し込みください。
(親子での参加など複数名でご参加の場合は、参加者全員の氏名をご記入ください)
送信先:koubou@la-mano.jp(担当:高野)

※お預かりした個人情報は、適切に管理・保管し、本事業の実施及びご案内のみに使用いたします。
※定員になり次第締め切らせていただきます。
[締切:10月30日(金)17:00]

【アドバイザー】
トミザワタクヤ

Tokyo Cotton Village 代表

⾳楽活動・レコード会社・広告制作会社を経て2007 年に綿花栽培と出会い、2009 年より独⽴し和綿栽培・⼿つむぎ指導活動を⾏うTokyo Cotton Villageを開始。各所にて講演・ワークショップを定期的に⾏い、2018 年に⽇本オーガニックコットン協会「オーガニックコットンアワード」を受賞。
http://www.tokyocottonvillage.com

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