プログラム /
TURN LAND福祉施設や団体が、アーティストとともに参加型のプログラムを企画します。場所のもつ従来の機能に、市民が集まることができる地域にひらかれた文化施設としての役割が加わり、TURNを日常的に実践する場をつくります。2020年度からは、場所やコミュニティをひらいていく一環として、オンライン上で集いながら展開するプログラム等も実施しています。
活動事例
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クラフト工房La Mano[町田市]
東京都町田市にあるクラフト工房La Mano(ラマノ)は、物づくりや手しごとで社会と繋がるをモットーに、手染、手織りによる天然染料を使った製品を作っています。2018年春からアーティストの五十嵐靖晃とともに、一から綿花を育てる「手のプロジェクト ―綿花から糸へ‥―」をスタートしました。「手のプロジェクト」では「手」にまつわる行為や所作、表現に着目し、地域の方々や一般の参加者とともに一から畑を耕し、綿づくりを行っています。2020年度からは、オンラインで行う「テレ手のプロジェクト」を実施。春の種蒔きから秋の収穫まで、ラマノと参加者の自宅で綿を育て、成長の過程でさまざまな発見や気づきを共有しました。
〈イベントレポート〉
・「手のプロジェクト2020―綿花から糸へ..―」vol.5開催レポート(2021)
・「テレ手のプロジェクト2021―綿花から糸へ..―」vol.1開催レポート(2021)
[クラフト工房La Mano] プロフィール
[五十嵐靖晃] プロフィール
≫ 手のプロジェクトアーカイブ -
ハーモニー[世田谷区]
ハーモニーは、ふしぎな声が聞こえたり、譲れない確信があったり、気持ちがふさぎ込んだり、さまざまな理由から日々の生活に苦労している人たちの集いの場です。2017年度はアーティストの深澤孝史とともに「かみまちハーモニーランド」を企画。2018年度からは「お金をとらない喫茶展」を開催。地域の人をはじめ、誰でも参加できる「喫茶展」を開き、ハーモニーのメンバーや職員と、イベントに参加したさまざまな人たちがゆったりと交流する場が生まれました。2021年度は、文化活動家のアサダワタルさんの演出のもと、ハーモニーを舞台に「新しい生活様式を送る私たちの実感と人力のスライドショー」を開催しました。
〈イベントレポート〉
・「お金をとらない喫茶展3 ~in my brain〜」 開催レポート(2021)
・「新しい生活様式を送る私たちの実感と人力のスライドショー」開催レポート(2022)
[ハーモニー] プロフィール
[アサダワタル] プロフィール
≫ 「お金をとらない喫茶展」アーカイブ
≫ 「お金をとらない喫茶展2」アーカイブ
≫ 「新しい生活様式を送る私たちの実感と人力のスライドショー」アーカイブ -
板橋区立小茂根福祉園[板橋区]
板橋区立小茂根福祉園は、生活介護サービスと就労継続支援B型サービスを行っている通所施設です。2017年度より開始したTURN LANDでは、アーティストの大西健太郎と宮田篤が定期的に施設に通い、利用者や職員とともに「『お』ダンス」(言語を用いずに、身体や表情を介したコミュニケーションを通して、人と人の新しい出会い方や身体のもつもう一つの「ことば」を探求する試み)や「きらりグッと」(※)を展開しながら、ゆるやかに地域に施設をひらきました。2019年度からは、小茂根福祉園のメンバーとスタッフ、アーティストが三位一体となって取り組むプロジェクト「こもね座『お』ダンス―解放日」を展開。2020年度は、こもね座のメンバーから届いた4コマ漫画に、新しい物語を紡いでいく「リモート文通式劇場-こもね座『4コマバイオーム』」を開催。さらに展開させて、2021年度には「四コマ漫画文通式劇場『こもね座 電光!!ギガマスバイオーム』」を実施し、「こもね座」と参加者が交流しました。
※ 利用者の、「きらり」としたり「グッ」ときたりするところを拾い上げる取り組み。
〈イベントレポート〉
・「リモート文通式劇場-こもね座『4コマバイオーム』」開催レポート(2021)
・「四コマ漫画文通式劇場 こもね座『電光!!ギガマスバイオーム』」開催レポート(2022)
[板橋区立小茂根福祉園] プロフィール / 活動日誌
[大西健太郎] プロフィール / 活動日誌
[宮田篤] プロフィール / 活動日誌
≫ 板橋区立小茂根福祉園「『お』ダンス」紹介ページ -
気まぐれ八百屋だんだん[大田区]
大田区にある気まぐれ八百屋だんだんは、こども食堂や寺子屋など、地域に根ざした活動を行うコミュニティ八百屋です。2017年からアーティストの永岡大輔と、2020年からは野口竜平とともに「おとな図鑑」を展開し、普段の生活ではなかなか出会えない働き方・生き方をしている人と出会える機会を創出しています。また2020年は、制作したリヤカーを引いて町に繰り出す「町にでるんば」を実施しました。2021年度は、人が集い、交流することが難しくなってしまったコロナ禍において、「つつむ」と「ひらく」をキーワードに、だんだん周辺の施設と交流し、その様子をもとに「クイズ!つつむんば〜『ひらく』ための『つつむ』ってなーんだ?〜」を開催しました。
〈イベントレポート〉
・「おとな図鑑(番外編、第6回)」 開催レポート(2021)
・「町にでるんば」開催レポート(2021)
・「クイズ!つつむんば〜『ひらく』ための『つつむ』ってなーんだ?〜」開催レポート(2021)
[気まぐれ八百屋だんだん] プロフィール
[野口竜平] プロフィール
≫ 気まぐれ八百屋だんだん「おとな図鑑」ウェブアーカイブ -
東大生態調和農学機構[西東京市]
アーティストを中心に、交流先施設の人たちや地域住民などが集まり、TURNの活動を日常的に実践できるサードプレイスをつくり出すことを目的に、2017年度より東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構(東大生態調和農学機構)の圃場を借りて、同大学との共同研究と位置づけ、TURN LAND事業に着手しました。アーティストの岩間賢、シューレ大学、障害者支援施設さくらの園生活介護とともに、月に一度農業活動とアート活動を複合したプログラムを実施。その活動をとおしてどのような効果が参加者にもたらされるのか、生理学的、行動的、心理的、また社会的な指標から測定し、検証しました。2019年はTURNフェス5関連企画として「ヒマワリ迷路」を、ひまわり市民ボランティア協力のもと創作し、一般公開しました。
〈プログラム紹介〉
・TURNフェス5関連企画「ヒマワリ迷路」(2019)
[東大生態調和農学機構] プロフィール
[シューレ大学] プロフィール / 活動日誌
[岩間賢] プロフィール
活動日誌・成果物
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2022.2.1
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2022.1.21
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2022.1.18
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2022.1.14
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2022.1.11